10歳女児がいじめを苦に自殺 教師も加担した「くさい」の暴言も要因か
「くさいぞ、風呂に入れ」と言われた女児。教師もいじめに加担していたようだ。
■母親の願いは届かず
女の子の母親はいじめについてずいぶん前に把握し、自殺の数ヶ月前には学校に相談したのだという。
にもかかわらず学校側の対処が遅れたため、女の子が心穏やかに過ごせる環境は最後まで整わなかった。何をいじめとみなすか、学校側が基準を把握していなかったことも明らかになっている。
人種差別が自殺の要因だったのかなどについては、調査しても判断には至らなかったと伝えられた。
■「実名で報道して」の声も
学校側は女の子の家族に謝罪をすませており、すべての児童が安心して過ごせる環境を目指し、努力すると発表している。
思春期の入り口に差しかかっていた女の子にとって、「くさい」と言われるショックはどれほど大きかったことか。頼りたかったに違いない教師とも仲良くなれなかったらしく、「私にだけ挨拶をしてくれない」と母親にもらすこともあったという。
教師も人間とはいえ、人々の怒りは大きい。インターネットには「教師も実名で報道してほしい」「ひどすぎる」というコメントが多数書き込まれている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)