店頭に並んだケーキ、値札の「3文字」に目を疑う… ノリノリすぎる仕様に称賛の声
とある洋菓子店のショーケースにて、インパクトが凄まじいケーキを発見。そのデザインおよび「商品名」が話題となっており…。
■まず「おしり」誕生の経緯が面白すぎる
たまたま入ったケーキ屋さんがおれと同じメンタリティだった pic.twitter.com/jifrkgs40K
— 猛省するダライ (@tenma_dalai) March 20, 2022
ツイート投稿主・猛省するダライさんは「父の誕生日ケーキを買いにこちらのお店を訪れ、たまたま見かけたものになります」と、発見時の様子を振り返る。
なお、ダライさんはなぜかツイッターを主戦場として「おしり」に関するツイートを頻繁に投稿しており、そうした背景もあって店頭で「おしり」に遭遇した際は「いよいよ実生活にもおしりが現れるようになったか…」と妙に感慨深くなってしまったそう。
件の「おしり」について、パティスリー・シュンの早川さんは「20年ほど前から販売開始したもので、当店の定番商品となります」と語り出す。
じつは同店では元々「おちち」なる商品を販売しており、こちらを見た来店客から「ぜひおしりバージョンも作ってほしい」と熱いリクエストを受け、件の「おしり」が誕生したという。
こちらの客の熱意は相当なものだったようで、早川さんは「その際、味のイメージや色のイメージ、桃尻の雰囲気、などのメモが書かれたお名刺を頂きまして…」「あまりにも具体的だったため、当初はそちらのお客様のためだけのつもりで、期間限定で商品を作ってみました」と、当時の様子を振り返る。
当初は限定商品となる予定だった「おしり」はその後、多くのユーザーのハートを鷲掴みにし、名実ともに同店の「人気商品」の座を獲得するに至ったのだ。
■店主さん、良い人すぎるだろ…
…と、「おしり」誕生の秘話が明らかになったワケだが、てっきり常連客のリクエストと思いきや、前出の「おしりガチ勢」は全く面識のなかった人物だそうで、思わず衝撃を受けてしまった。
また「おしり」の先輩に当たる「おちち」を販売し始めた経緯について、早川さんは「お客様との笑顔の交じった会話の切っ掛けになればと考えたことが、開発の切っ掛けになります」と、笑顔で振り返る。
さらに「私は、自分が作るケーキは皆さんの会話の間に軽く存在してくれる『ハッピーの脇役』になれれば良いと思っています」「食べ物は食べ終わったら残りませんが『美味しいケーキだったね』『楽しいパーティーだったね』といった思い出と共に、皆様の中に残って頂けたら幸いです」と、ケーキにかける自身の思いについて語ってくれたのだ。
早川さんのそうした誠実さや真摯な姿勢は来店客にもしっかり届いているようで、同店ではこだわりのオーダーケーキを求める声のほか、「もっと大きい実物大の『おちち』が欲しいです」「その三番目にかわいい『おしり』をください」などなど、字面を見ているだけで微笑ましくなってしまうやり取りが聞こえるそう。
ちなみに同店では、通販も可能な限り対応しているとのこと。特別な時間をハッピーに過ごすパートナーとして、ぜひ「パティスリー・シュン」のケーキをチェックしてみてはいかがだろうか。
【店舗詳細】
「パティスリー・シュン」
富山県氷見市大野新169−1
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)