ハードオフで買った千円のギター、内部を見て驚き… 予想外すぎる「正体」に称賛相次ぐ
ハードオフにて激安価格で購入したギター。その意外且つ、ロマンあふれる「正体」に、反響の声が相次いでいるのだ。
あまりに衝撃的で印象的な出会いをした際、多くの人は「運命」や「奇跡」といった言葉を思い浮かべるもの。以前ツイッター上では、とあるユーザーの遭遇した「ハードオフの奇跡」と呼ぶべき現象が、大きな話題となっていたのをご存知だろうか。
画像をもっと見る
■1,000円で買ったギターを調べると…
注目を集めていたのは、ツイッターユーザー・またの名をエリックさん(以下、エリックさん)が投稿した一件のツイート。
投稿には年季の入ったクラシックギターの写真が添えられており、どうやらエリックさんはハードオフ店舗にて、こちらのギターを1,000円で購入したそう。
これだけ見ればなんの変哲もない投稿なのだが…ツイート本文には「一昨日1,000円で買ったこのギター、どうやら日本で最初にギターを製作した鈴木政吉(鈴木バイオリンの創業者)が大正時代に製造したものらしい…」と、衝撃の事実がつづられていたのだ。
エリックさんは、そうとは知らずにこちらのギターを購入したようで、ツイート本文は「なかなかのハードオフドリームじゃない?」という粋な一言で締められている。
■浪漫あふれる「ハードオフドリーム」
今から約100年前となる大正時代に製造されたギターが1,000円で手に入ったという、まさに「ハードオフドリーム」と称するに相応しい出会いは多くの人々に衝撃を与えており、件のツイートは投稿から数日で500件以上ものRTを記録。
他のユーザーからは「大正時代はスゴすぎ…」「もはや歴史的資料じゃないですか!」「ハードオフにはこういうのがあるんだよ」「これが1,000円は奇跡では?」といった驚きの声が続出しており、改めて「ハードオフドリーム」の浪漫に気付かされた人も少なくないようだ。
なお、ツイート投稿主のエリックさんは個人でギターを製作を行なっており、制作の合間には購入したジャンク品にセルフで再生修理・改造などを施している「筋金入りのギター好き」ということが判明したのだ。
ある日、エリックさんは東京の「ハードオフ 秋葉原2号店」を訪れた際、ジャンクコーナーにてこちらのギターを発見。「メーカー型番不明」「ネックの反りが激しい」などの事情を承知の上で、即購入に至ったという。
エリックさんは特に1970年代以前の楽器を好んで収集しているそうで、こちらのギターとの出会いについて「その詳細不明性と独特な雰囲気に見た瞬間グッとくるものがあり、即決で購入を決意しました」と振り返っている。
購入後はギター好きとしての探究心から楽器内部の「ラベル」などの情報を頼りに独自に調査を行ない、件のギターが「鈴木バイオリン製造」によって100年前に作られたギターなのでは? と推測するに至ったのだ。
そこで記者は今回、愛知県大府市に本社を構える「鈴木バイオリン」に、件のギターに関する詳細を尋ねてみることに。すると想像を遥かに上回る、ギターに秘められた「壮大なエピソード」が明らかになったのだ…。