瀬戸康史主演『愛なのに』イタリア映画祭に出品決定 反響受け全国公開へ
瀬戸康史の主演映画『愛なのに』が、イタリアで開催される「ウディネ・ファーイースト映画祭」への出品が決まった。
俳優・瀬戸康史が主演を務める映画『愛なのに』が、イタリアで開催される「第24回ウディネ・ファーイースト映画祭」のコンペティション部門に出品されることが8日、発表された。
■一方通行の愛が交差
同作品は、映画監督の城定秀夫氏と、今泉力哉氏が、互いに脚本を提供し合って「R15+」指定のラブストーリー映画を製作するコラボレーション企画「L/R15」の1本で、城定氏がメガホンを執り、今泉氏が脚本を担当。
古書店の店主・多田(瀬戸)は、店に通う女子高生・岬(河合優実)から求婚されるが、多田には忘れられない女性・一花(さとうほなみ)がいた。一花は結婚式の準備に追われる中、婚約者の亮介(中島歩)がウエディングプランナーの美樹(向里祐香)と男女の関係にあることを知らずにいた…。一方通行の恋愛が交差して二転三転する先の読めないラブコメディーだ。
■映画ファンの間で話題に
さわやかな好青年のイメージがある瀬戸だが、今作ではこれまでとはうって変わって、無精ひげにメガネ姿というスタイルで、女子高生と人妻から言い寄られる冴えない人物を体現。初めての濡れ場にも挑戦した。
今年2月26日に7館で上映がスタートすると、映画ファンの間ですぐに話題に。この反響を受け、今月1日からは全国に拡大して公開中だ。
さらに、ヨーロッパ最大のアジア映画祭として知られる「第24回ウディネ・ファーイースト映画祭」で、コンペティション部門に新設された脚本賞「THE MULBERRY AWARD FOR BEST SCREENPLAY」の候補に選出。結果の発表は最終日の今月30日に行われる。
■どう受け取られるのか「すごく興味」
映画祭への出品に際し、瀬戸のコメントが到着している。
瀬戸康史:はじめは小規模での公開予定だったが、日本各地で上映され、そしてこの度は素敵な映画祭に出品されるということでとてもうれしく思います。これも、観てくださった皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。
“愛”というものについて様々な捉え方がある世界で、この作品がどう受け取っていただけるのかすごく興味があります。
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(文/Sirabee 編集部・けろこ)