段田安則、名作『セールスマンの死』主役に熱意 「阪神の負けも忘れるほど…」

段田安則が舞台『セールスマンの死』初日あいさつに登場。熱意を記者陣に語った。

■「亡くなった父を見ている気がした」

鶴見辰吾

ウィリーの親友役を演じるベテラン・鶴見辰吾は「段田さんのウィリーを見ていると、亡くなった自分の父を見ている気がした。息子への愛情が深いがゆえに空回りし、理想を追い続ける父の姿。段田さんの演技が大変素敵です」と感慨深げ。

高橋克実

高橋も「家族と楽しく過ごした時間は返ってこないとか、小さい自分を大きく見せたいとか、どこかウィリーと自分は重なる。この舞台を見ていた時より、演じる側になったいま、余計に心に触れる」と続けた。

約25年ぶりの舞台となった鈴木は稽古の感想について聞かれ、「ただただ皆さんについていくだけでした(笑)。舞台用語もわかっておらず、ゲネプロと開始稽古はどう違うのかすら…」と戸惑いを見せるも、記者公開したワンシーンでは迫真の演技を披露。

福士は「一回も頭が休まることがないうちにここまできた。本当に充実した楽しい時間だった」、林は「約1ヶ月間、ほぼ毎日みっちり稽古。本当に部活のような日々で、今日からみんなで試合に臨むような心境」とそれぞれ稽古期間を振り返った。


関連記事:草彅剛、ツイッターでハロウィンの予定を告白 基本は何もせず…

■喧嘩すると「すぐ黙る」

セールスマンの死

ひとつの家族が描かれるストーリーとあり、司会者から「家族に対し大切にしていること」を問われた段田と鈴木。

「喧嘩した時は、すぐ黙るようにしていますね(笑)。良くないなぁとは思っていますが、これがなかなか直らない。そもそも親と子の性格は違う。1億世帯あったらそれぞれで違うわけで、時には喧嘩してもいい。象だって子象に『強くなれ』と強く当たるじゃないですか」と段田が答える一方で、鈴木は「秘訣があったらこんなに困ってない(笑)。父はなかなかコミュニケーションがとれないまま亡くなってしまったので、ここまでさらけ出してぶつかれる(ウィリーの)家族はうらやましいですね…」と吐露。

そんな同作は4月29日までの東京公演を終えた後、松本公演、京都公演、豊橋公演、兵庫公演、北九州公演と5月29日まで走り続ける。最後にマイクを持った段田は、「(ファンである)阪神が負けていることを忘れるほど、一生懸命取り組んでいます。どうか渾身の同作を宜しくお願いします!」と記者陣に向かって挨拶した。

・合わせて読みたい→瀬戸利樹、主演舞台へ強い思い 「改めて、お芝居が大好きだな」

(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

【Amazonセール情報】ココからチェック!