授業料が年間なんと1600万円 世界一高額な小中高一貫校とは
物価が高いスイス。その分治安も良く安全で、教育や福祉に力を入れているという。
日本では幼稚園から大学まですべてが公立だった場合、子供1人あたりの授業料の総額は約750万円、私立の場合は約2,400万円とも言われている。だがスイスには、ケタ違いの授業料がかかる寄宿学校が存在するそうだ。『Oddity Central』などの海外メディアが報じている。
■立地は有名な湖のほとり
年間の授業料が、日本円にして900万円を超える学校が複数あるヨーロッパ。そのどれもが素晴らしい景観や立地に恵まれており、富裕層から高い支持を得ている。
そのなかで群を抜いて授業料が高いのが、スイスの有名なレマン湖のほとりにある「インスティテュート・ル・ロザイ」。7~18歳までを対象とした寄宿学校だ。
■ビッグマックはなんと845円
例えばマクドナルドのビッグマック単品が845円もするなど、スイスは物価の高い国の一つ。それは学費にも反映されており、インスティテュート・ル・ロザイの年間授業料は約130万ドル(約1,600万円)だ。
たった1年で、日本の子供が公立の幼稚園~大学に通った場合の総額を使い切るわけだが、それだけどの家庭も裕福ということだろう。特待生として奨学金を受け取っている生徒は、年間3名のみだという。
■冬はスキーを楽しむ
1880年に建てられた同校は「王様の学校」の異名をとり、事実、世界の国王や王女も通った歴史を持つ。広々とした2つのキャンパスには、オリンピックサイズのスイミングプールやジャグジー、テニスコート、射撃場、乗馬センター、ゴルフ場などを備えている。
また、自慢は約64億円を投じたコンサートホールと、キャンパス内の丘陵を利用したゲレンデ。冬は誰もがスキーを優雅に楽しんでいるそうだ。
■1クラス10人以下
420人の生徒に対し、150人の教師がいる点もこの学校の魅力の1つだ。1クラスあたりの生徒数は10人以下に留め、細かい部分にも目が行き届く教育を心掛けているそうだ。
なお、イギリスの最も権威のある寄宿学校といえば、ウィリアム王子やヘンリー王子も通った『イートン・カレッジ』だ。ここは首相を20人も輩出した名門校でありながら、授業料はなかなか良心的で、年間約450万円だそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)