共同生活から抜けたがった女性に1週間の壮絶リンチ 20~40代の男女6人を逮捕
ネットで意気投合し、共同生活に仲間入りした女性。だが、想像していた雰囲気と異なることに気づいた。
ネットで知り合った人物に心を許し、意気投合したと感じて共同生活を始める。それは果たして安全なことなのか。アメリカ・テキサス州のある女性を待ち受けていたのは、集団による壮絶なリンチだった。
恐ろしい事件の話題を、『KETK/Fox51』『KLTV/abc7』など地元メディアが報じている。
■保安官も驚いた痛ましさ
アメリカ・テキサス州ヘンダーソン郡のアセンズ市で3月29日、共同生活を抜けたいと申し出た女性メンバーに拷問さながらのリンチを加えたとして、男女6名が逮捕された。
ヘンダーソン郡保安官事務所は事件後の記者会見で、「これまで多数の傷害事件を見てきましたが、これほど痛ましい姿で発見された被害者は初めてです」と述べている。
■想像とは違った共同生活
女性はメイン州からテキサス州に移り、インターネットでのやりとりを経てこの6名と意気投合。昨年11月、彼らが共同で暮らすウェイバリーウェイ地区の家に、新しい仲間として迎えられた。
だが、その共同生活は想像していた雰囲気とは異なり、女性は「ここから出たい」と口にするように。それに6名が激怒し、1週間にわたる壮絶なリンチが始まったという。
■糞便や吐しゃ物を…
女性は800メートルほど逃げたところで倒れ、獣医師の男性に助けられた。全身が血まみれで腫れあがっており、救急搬送先の病院で、頭部、顔面、胴、四肢と全身にカミソリの刃による裂傷、やけど、打撲などの跡が確認されたという。
後頭部は、髪が剃られてRAPE(レイプ)の文字が浮かびあがり、ネコの糞便や吐しゃ物に浸したレタスを食べるよう強要されていたこともわかった。
■21~45歳まで男女6名を逮捕
この事件で、拷問や不法監禁などの容疑で逮捕された6名は、男2名(21、30)と女4名(3名が22、1名が45)。保釈保証金はそれぞれ50万ドル(日本円にして約6,100万円)と設定されたが、身柄は今も郡拘置所にある。
裁判で有罪と認められた場合、この6名には罪の重さに応じて、5年から99年の実刑判決が下るだろうという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)