ガスト、バーミヤンにネコ型ロボットが”入社” 「かわいすぎる」と絶賛の声が…
すかいらーくグループのレストランで働くネコ型ロボット。その働きぶりに魅了される人が続出して…。
4月になり、フレッシュなスーツに身を包んだ新入社員が入った会社も多いだろう。新年度、ガストやバーミヤン、しゃぶ葉などのファミリーレストランにも、期待のルーキーが「入社」した。
黒い耳が特徴のネコ型ロボットだ。いま、このロボットのキュートな見た目とテキパキした仕事ぶりに魅了される人が続出していて…。
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■頭を撫でるとウインクする
3月下旬、都内のバーミヤンに「ギガ餃子定食」を食べに行ったときのこと。席を離れてスープバーを取りに行った記者の後ろを何かがサーッと通りすぎた。
人が横切ったわけではなかったので、不思議に思いながら自分の席に戻ると、ロボットが立っていた。モニターに大きな丸い目、小さなヒゲが映っていて、黒い耳があるネコ型ロボットだ。
ロボットの背中は4段で仕切られ、料理が乗っている。どうやら、注文した餃子を運んできてくれたらしい。料理を受け取ると、「ご注文ありがとうにゃ」と少し高めの声でお礼を言い、颯爽と帰った。
記者の近くに座っていた母親と2~3歳の男の子は慣れた様子でロボットの頭を撫でていた。すると、モニターに映る顔が笑顔になり、「にゃーお」「耳は触らないでにゃ」とウインクしていた。
…ちょっとかわいすぎやしないか?
■実験段階を経て導入
このネコ型ロボットは、現在すかいらーくグループのレストランで導入されている。2021年夏の実験段階を経て、今年に入ってしゃぶ葉やガストなどのレストランに続々と「入社」。
画面に映し出される表情や声で客とコミュニケーションを取り、料理の配膳も行う。コロナ禍で非接触のサービスを求める人が増える中、混雑時の従業員の負担軽減と顧客の満足度向上を目指して導入されたのだ。
■「年内に2,000店で導入予定」
今後、どれくらいのネコ型ロボットが働く予定なのだろうか。すかいらーくのPR担当に話を聞いた。「22年4月末までに全国のガスト、しゃぶ葉など約880店舗(約1,250台)で導入予定です。12月末までには約2,000店(約3,000台)の導入を目指しています。実験店にて親しみやすいネコ型ロボットがお客様から大変ご好評をいただき、導入を決定いたしました」(すかいらーくPR担当)。
ロボットへの反響も大きかったという。「ロボットが主に配膳を担うことで、従業員の作業軽減やお客様への接客サービス品質向上につながっています。ネコ型のロボットを起用することで、非接触ではありながら、温かいサービスとして『かわいい』『すごい』『ちゃんと届けてくれた』などお越しいただいたお客様にもお楽しみいただいています」(前出・すかいらーくPR担当)。
■「非の打ちどころがない」
ネット上では、「表情豊かで驚いた」「頭撫でるとちゃんと反応するのかわいい」「キュートだし最高にいい形してて、非の打ちどころがない」「ようやく日本もここまで来たかと感動した」など、ネコ型ロボットの働きぶりを絶賛する声があがっている。
コロナ禍で人との距離が遠くなる中、ネコ型ロボットの温かいサービスは多くの人を癒してくれるに違いない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)