獄中で囚人が壮絶コロナ死 遺族の刑務所への怒りで波紋広がる
釈放を数ヶ月後にひかえていた囚人が、悲惨な死を遂げた。
新型コロナウイルスに感染し、急激な病状悪化で苦しんだ囚人。刑務所の職員に何度も救いを求めたが獄中で死亡していたことを、『Edinburgh Live』などイギリスのメディアが伝えた。
■新型コロナに感染した囚人
イギリス・エディンバラ出身の男性(34)が暴行容疑で警察に逮捕され、2020年には実刑判決を下されて刑務所に送られた。
釈放まであと数ヶ月というときに、男性は新型コロナウイルスに感染。持病があるせいか病状は急激に悪化したが、多くの囚人と職員がやはり陽性と判明したため、家族は見舞いに行くことを許可されなかった。
■家族に苦しみを吐露
見舞いには行けなかったものの、メッセージの送受信を許された家族は、男性からの連絡を待つようになった。
しかしようやく届いたメッセージは「咳をするのも苦しい」「かなり血を吐いている状態」「90歳の老人になった気分だ、怖いよ」といったもので、家族は安心するどころかひどく驚いてしまった。