木下ほうか、『正直不動産』降板でNHKが苦慮する「重要シーン」の行方
木下ほうかが芸能活動休止を発表。ネット上では「永久に追放すべき」の声も…。
28日、俳優の木下ほうかが芸能活動を無期限で休止することを発表した。木下は4月5日から放送されるドラマ『正直不動産』(NHK)に出演予定だったが、降板することになる。
ただ、木下は同作の「重要シーン」に出演するはずだった。放送1週間前に起きたまさかの「事件」で、NHKは対応に追われて…。
■「イヤミ課長」でブレイクも…
木下は2014年放送開始のバラエティー番組『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系 ※3月21日放送終了)の再現ドラマで演じた嫌みな上司「イヤミ課長」でブレイク。決めセリフの「はい、論破!」は2015年の新語・流行語大賞にもノミネートされた。
その後も、多くのドラマや映画に出演し、名脇役として活躍していた。だが、3月24日に発売された『週刊文春』の報道によって状況は一転する。演技指導の名目で若手女優を自宅に呼んで性行為を強要するなど、恐るべき裏の顔が明らかになったのだ。
■木下の出演シーンはカット
28日、木下は自身のツイッターで報道内容をおおむね認めた上で、芸能活動を無期限で休止することを発表。また、同日付けで所属事務所との契約も解除された。
4月5日から放送される連続ドラマ『正直不動産』に出演予定だった木下だが、『週刊文春』の報道を受け、所属事務所から降板の申し入れがあり、NHKも受け入れた。NHKは、撮り直しはせず、木下の出演シーンをカットして対応すると発表している。
■「脚本を変更する可能性も」
『正直不動産』は、山下智久演じる不動産の営業マンが、ひょんなきっかけで嘘がつけない体質になってしまい、悪戦苦闘しながらも正直な営業スタイルでさまざまな客に家を紹介していく物語。木下は上司である課長役として出演するはずだった。
ある制作会社関係者は、木下は重要なシーンに関わることが多かったと話す。「山下さんに不正を指摘されて退職したり、木下さんが扱う不動産に関する話など彼にスポットを当てたエピソードもあったそうです。ある意味、物語のキーマンだったので、木下さんの出演シーンを全てカットするとドラマが成立しなくなる恐れもあります。場合によっては、大幅な脚本変更を余儀なくされるかもしれません」(制作会社関係者)。
■厳しい声が多数
ネット上では、木下の一連の不祥事に対して、「苦労して売れてもこんな事をしたら台無し」「今まで演じてきた嫌な役は彼そのものだったのかも…」「まずは被害者に謝罪するべきじゃないの?」「無期限ではなく、永久に芸能界から追放するべき」など、厳しい声が多数あがっている。
自らが行った卑劣な行為は、どんな理由でも「論破」できない。
— 木下ほうかKINOSHITA Houka (@KINOSHITA_Houka) March 28, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)