誘拐犯に育てられた女性 「それでも私の母」と主張し早期釈放に期待
「“母”だから…」。誘拐された女性が、刑務所に送られた犯人の女の帰りを待っている。
■被害者の正直な気持ち
事件解決を経て実の両親と再会した女性は、女の早期釈放を望んでいるという。裁判所への手紙には女を「母親だと思っています」と書き、「しっかり育ててもらいました」「無条件の愛情を注いでもらったのです」とも説明を添えた。
なお、女性は女のもとで元気に育ち、充分な教育を受け自立したとのこと。事件の経緯も理解しているといい、「それでも母を愛しています」「母に帰って来てほしいと願っています」とも付け加えた。
■家族の思い
産んだばかりの赤ちゃんをいきなり盗まれ、大変つらく悲しい思いをしたに違いない実の両親。しかし、今では女に対し敵対心はないようで、娘の意思を尊重する予定だという。
実の家族と女の家族で交流することも検討中とのことから、事件を介し2つの家族がつながっためずらしいケースとなるもよう。それでも本来、決してあってはならない誘拐事件である。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)