母親が生後2ヶ月のわが子を電子レンジで殺害 残忍な虐待行為は日常化か
2児の母親が、生後2ヶ月の子供を電子レンジで殺害。夫や家族は「子供を嫌っていた」と証言している。
このたびインドで、母親が生後2ヶ月のわが子をきわめて残忍な方法で殺害する事件が発生し、世間を震撼させている。4歳である上の子にも度々暴力をふるっていたと、『Times Now』や『The Indian Express』などが報じている。
■電子レンジで遺体を発見
事件は今月21日の午後4時半頃、インドのサウス・デリーにある民家で起こった。マルヴィヤ・ナガール警察署に、その家に住む男性から「生後2ヶ月の娘が行方不明だ」との通報が入り、職員らが駆け付けた。
女児はそのときすでに近隣住民により発見されていたが、呼吸をしておらず、「白い布でくるまれて電子レンジの中にいた」という説明だった。
■当日も長男を殴打
女児は病院へ救急搬送されたが死亡が確認され、警察は家族や近隣住民に聞き取りを開始。事件当時、父親と他の家族は近所のスーパーマーケットで仕事をしていたという証言を得た。
彼らは午後3時頃に自宅に戻ったが、そのときの様子について、父親は「4歳の長男を妻が殴打していたため、それを止めに入った。しかし、妻は長男を連れて鍵の付いた個室に入り、そのまま引きこもってしまった」と話したという。
■ずっと家にいたのは…
父親はさらに、「なかなか出てこない妻と子供が心配になり、ドアを壊して部屋に入ってみると、妻は意識不明の状態で倒れていた」と説明。同時に下の子である生後2ヶ月の娘がいないことに気付き、祖父が警察に通報していた。
父親や家族は「娘を殺害したのは、当日ずっと自宅にいた母親だ」と証言。警察は現在、女児の母親に厳しい事情聴取を行っている。
■虐待は日常化か
警察は「死因は現在も詳しく調査中で、まだ解明されていません。家族の話もまだ立証するには至っておらず、家族全員にさらなる聞き取りを行わなければならない状況です」とメディアに明かした。
母親はこれまでも、長男を叩いたり怒鳴ったりする様子が度々目撃されていた。祖父は「あの嫁は子供を嫌っていた」と怒りをあらわにしており、子供たちへの虐待が日常化していたとも考えられている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)