14歳少年がジェットコースターから転落死 米テーマパーク全体が大パニックに
高さ131メートル、時速120キロメートルのアトラクションから少年が転落死。周囲は大パニックに陥った。
アメリカのテーマパークで、14歳の少年がジェットコースターから転落し、死亡する事故が発生した。緊急車両が続々と到着し、テーマパーク全体がパニックに包まれたことを、『NEW YORK POST』や『WFTV-9abc』などが報じている。
■友人家族らとテーマパークに
事故は今月24日、フロリダ州のオーランドにあるテーマパーク『アイコン・パーク(ICON Park)』で発生した。
警察によると、犠牲になったのは14歳のタイヤ・サムソンくん。自宅のあるミズーリ州から、友人家族らとともにテーマパークを訪れ、午後11時頃に「オーランド・フリー・フォール」に乗車したという。
■131メートルから落下
このフリー・フォールの高さは131メートルで全米一ともいわれ、同テーマパークの人気アトラクションのひとつだった。
タイヤくんは、時速120キロメートルで落下するなか装着していたハーネスが外れて落下したと考えられている。ただちに病院へ救急搬送されたが、残念ながら死亡が確認された。
■以前にも転落事故
タイヤくんの転落に気付いた周囲の人々は大きな悲鳴をあげ、その後パニック状態に。目撃者によると泣き叫んだり、その場に倒れこんだりする人が続出し、幼い子供たちも強いショックを受けた様子だという。
このテーマパークでは2020年にも、別のアトラクションのメンテナンスにあたっていた従業員のジェイコブ・カミンスキーさんが、18メートルの高さから落下して亡くなる事故が発生していた。こちらも21歳という若さだった。
■世間からは不信感が…
このフリー・フォールは2021年12月に新設されたばかりだったが、事故をうけて無期限の閉鎖が決定。現在、警察や当局が事故の原因や安全対策に不備はなかったかなどを調査している。
学校ではフットボール選手として活躍していたタイヤくんの死に、家族やチームメートらは悲しみに暮れている。また世間も、相次ぐ転落事故に同テーマパークに対する不信感を募らせている模様だ。
・合わせて読みたい→父親に橋から突き落とされ12歳少年が死亡 巧みな説明に警察も転落事故と勘違い
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)