『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞 濱口監督は「獲りました!」
第98回アカデミー賞にて、『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞した。
第94回アカデミー賞にて、濱口竜介監督作品『ドライブ・マイ・カー』が、国際長編映画賞を受賞した。
■国際長編映画賞を受賞
日本時間28日、アメリカのロサンゼルスのドルビー・シアターで第94回アカデミー賞の授賞式が行なわれ、『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞した。
同部門で日本映画が受賞するのは、滝田洋二郎監督の『おくりびと』以来となる13年ぶりの快挙。ノミネートも是枝裕和監督の『万引き家族』以来の3年ぶりとなる。
■短編小説を元としたロードムービー
『ドライブ・マイ・カー』は、2014年に刊行された村上春樹氏の同名短編小説を濱口監督が映画化した、179分のロードムービーだ。妻を亡くした喪失感に苦しむ演出家・俳優の家福(西島秀俊)が2年後に広島の演劇祭に向かう中で、寡黙なドライバーのみさき(三浦透子)と出会い、これまで目を背けていた妻の秘密と向き合っていく。
同作には、同小説が所収された短編集『女のいない男たち』の2編『木野』『シェエラザード』のエピソードやセリフも一部反映されている。