小3の息子が作った時計、7時が消えてしまったワケが「最高すぎる」と伝説に…
小学生の男の子が作成した時計、なぜか一部の数字が欠けているようで…。「ドラクエ愛」を感じさせる正体に称賛の声が寄せられているのだ。
■誕生経緯の「あるある」が最高すぎる
ナンバリングシリーズをプレイするとその時間が欠ける🤣 pic.twitter.com/5FeoFxxWJz
— ぷ (@DQaka_pupupusun) March 24, 2022
「こちらの時計は、小学3年生の長男が夏休みの自由課題で作ったものとなります」「過去にも一度ツイートしていたのですが、ちょうど『ドラクエⅦ』をプレイし始めたら『7』の部分が欠けている様子が面白く感じられ、改めてツイートしました」と、投稿の経緯について振り返るぷさん。
「ドラクエ時計」を発案した切っ掛けは、誰しも一度は経験がある「ケースの中に別のソフトが入っていた問題」だったそうで、「わが家ではこの現象が多発しており、室内も散らかりっぱなしとなっていました」「ある日、息子に対して注意したところ『カッコよくしまえたら、ちゃんと片付けるのに』『時計の数字のところをドラクエにしてみたいな』と返され、こちらの時計を製作することになりました」と、詳細について笑顔で語ってくれたのだ。
ただ「言い聞かせる」だけでなく「興味を持って取り組んでもらう」という姿勢に、ぷさんの親心が感じられる、なんとも素敵なエピソードではないだろうか。
■一点気になる箇所も…
『ドラクエ』の魅力といえば、一度聞いたら耳から離れない壮大なBGMを筆頭に、魅力的なキャラクター、敵ながらどこか憎めないモンスターなどなど…まさに「枚挙に暇がない」という表現がピッタリである。
そんな中でも個人的には、世代を超えたドラマチックな「ストーリー展開」を推したい。いわゆる「ロト3部作」の完結篇となる「ドラクエⅢ」や、親子3代に渡っての物語が描写される「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」は特にそうした要素が顕著なのだ。
なお完全に余談だが、記者が生まれて初めてプレイした『ドラクエ』はⅤで、一番好きなタイトルもⅤ、花嫁は生涯に渡って「ビアンカ一択」である。
話を「ドラクエ時計」に戻すと、「小学3年生の子供が作った」という情報を受けた際、違和感を覚えた人もいるのではないだろうか。そう、時計に使用された「1」から「4」までのタイトル作は全てファミリーコンピュータ(FC)のソフトで、「5」と「6」もスーパーファミコン(SFC)のソフトなのだ。
両ハード共に80年代、90年代前半を象徴するゲーム機であることは間違いないのだが、小学3年生の少年が所有しているには、不自然なほどに渋すぎるラインナップだ。
■これもう「リアルドラクエ」だろ…
そもそも、ぷさんの長男が『ドラクエ』に興味を抱いたきっかけは、ナンバリングタイトル最新作となる「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」のCMだそうで、こちらは俳優・山田孝之が魂の乗った演技を見せ、子役の少年と共に親子で『ドラクエ』をプレイする…という内容のもの。
こちらを受けてぷさんが、当時4歳だった息子を膝の上に乗せ、一緒にプレイしたのが息子にとっての「人生初ドラクエ」となる『ドラクエXI』だったのだ。
英才教育が功を奏してか、息子はその後『ドラクエ』に大ハマりし、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族」以外のタイトルは全てプレイし、一日の会話の半分以上は『ドラクエ』ネタとなり、着実に勇者として成長している模様。ぷさんからは「今は家族みんなで毎日『ドラゴンクエストウォーク』をプレイしています」という、ほっこりするコメントも見られたのだ。
そして、時計に使用されたソフトについては「6」以降はぷさんがリアルタイムでプレイしていたもので、「1」から「5」に関してはぷさんが父親から譲り受けたものと判明。
祖父、父、息子の3代に渡って「勇気」が受け継がれる構図は、完全に「ドラクエⅤ」そのもの。天空の意思は、ここ日本に確かに存在したのである。
なお、2022年3月時点では『ドラクエ』のナンバリング作は「11」が最新作となるため、「ドラクエ時計」の「12」の箇所は「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」と「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」がタッグで代打を務めているそう。
世界中の誰よりも「ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎」のリリースを心待ちにしているのは、ぷさん一家で間違いないだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)