坂口憲二、久々のテレビもスタジオ出演なし 守り続ける「ポリシー」とは…
坂口憲二の姿が久しぶりにテレビに映ったが、最後までスタジオに出ることはなく…。
24日放送のバラエティー番組『開店! 有名人デパート~春の私物大セール3時間SP~』(フジテレビ系)で、芸能活動休止中の坂口憲二の近況が紹介された。コーヒー焙煎士として活躍する姿が見られたが、スタジオに登場することはなかった。
じつは、坂口は休止する際に決めた「ポリシー」を守り続けているようで…。
■2018年から活動休止中
坂口は2006年のドラマ『医龍』(フジテレビ系)シリーズや2012年の『最後から二番目の恋』(同系)などに出演。185センチの長身に爽やかルックスで絶大な人気を誇っていた。
だが、2014年のドラマ出演を最後にテレビから姿を消す。2018年には、国が指定する特定疾病「特発性大腿骨頭壊死症(とくはつせいだいたいこっとうえししょう)」の治療に専念するため、無期限で芸能活動を休止し、所属事務所の退社を発表。
その後は、コーヒー焙煎士として店舗を構えるなど、セカンドキャリアを歩き始めている。
■スタジオ出演は辞退
そんな彼の近況が明かされた『開店! 有名人デパート』は、芸能人やアスリート、文化人などが貴重な私物や趣味や仕事で作った作品を自ら出品し、販売するバラエティー番組。坂口も番組のために焙煎した限定コーヒー豆やコーヒーカップ、趣味で愛用するサーフボードなどを出品していた。
坂口のお店で働くスタッフが彼のことを話したり、坂口直筆のメッセージも紹介されるなど、いまも元気に生活していることがうかがえた。だが、番組への出演オファーは「焙煎の仕事に専念したい」という理由で辞退。スタジオに来ることはもちろん、リモートで出演することもなかった。
■「変な期待をさせないため」
坂口がスタジオに出演するのを期待していた人は残念に感じたかもしれないが、ある芸能事務所関係者は、彼が今回テレビに出なかった理由についてこう話す。「一時的にテレビに出ることで、仕事先や自分の復帰を心待ちにする人に変な期待をさせないためでしょう。じつは、2018年に活動休止する際、当時の所属事務所からは『(事務所に)籍だけ置いて、休んでもいいのでは?』と提案されたそうです。しかし、坂口さんは『おれを待ってくれる人に失礼だから、治るまでは芸能界から離れたい』と断ったといいます」(芸能事務所関係者)。
テレビのインタビューを受けたり、スタジオに出ることで、「芸能界に復帰した」と誤解を受けないようにしたのかもしれない。
■「ポリシー」を理解する声も
ネット上では、「相変わらず男前。医龍見たくなった」「こういうワイルドかつ癒し系の俳優はあまりいない」「久々にテレビで見て泣いてる」など、番組で見られた坂口の姿に喜びの声があがっている。
また「スタジオに出なくても元気なことがわかってよかった」「焙煎に専念したいっていう理由もカッコいい」「穏やかに幸せに過ごしてほしい」など、表舞台に立たない坂口の「ポリシー」を理解する声も見受けられた。
自分の納得いくまで休み、英気を養ったら、ひと回り大きくなって戻ってくるはずだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)