娘の時間割を見た父、予想外な4文字に驚愕… その正体が「最高すぎる」と話題に

小学5年生の娘の時間割を見た父が、その内容に驚き…。「羨ましい」というコメントに、共感する人々が続出しているのだ。

2022/03/22 04:45

■娘の「一言」に思わず耳を疑い…

話題となったツイートの投稿主・じむさんは自身もプラモデルを愛好しているのだが、ある日娘から「お父さん、学校でガンダムのプラモデルを作るよ」と言われた際は、半信半疑に。

「流石にそれはないだろう」「牛乳パックなどを使用して作るのかな」と考えつつ時間割を見ると、前述の「ガンダムを作ろう(バンダイ)」という詳細が確認でき、思わず興奮してツイートを投稿したそうだ。

こちらの授業『ガンプラアカデミア』は、小学校を対象に2021年9月より実施開始となったもの。プラモデルの組み立て体験と配信映像を組み合わせて「ものづくり」の楽しさと、ガンプラの生産過程やプラスチックのリサイクルなど、地球環境問題に対応する「サステナブル」の取り組みを学ぶという、じつに多角的な学習ができる授業パッケージなのだ。

ガンプラアカデミア

実施からまだ一年も経過していないものの、注目度は非常に高く、BANDAI SPIRITS担当者は「2021年9月よりスタートし、2022年3月までの約半年間で、約1,400校の小学校、約9万人の児童の皆さまにご参加頂きました」と笑顔でコメントしている。

全国の学校で話題となっているのはもちろん、海外の日本人学校からも申し込みがあるそうで「想定を大きく上回る小学校からのご参加に、スタッフ一同大変嬉しく思っています」という感謝の言葉も見られたのだ。


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■スタッフの「ガチ具合」に感動

今回、記者が改めて注目したいのが『ガンプラアカデミア』に込められた、BANDAI SPIRITSの熱い思いである。「授業」と聞くと、どうしても格式ばったお堅いイメージが浮かんでしまうが、同社の姿勢からはそうした「授業像」にとらわれない情熱が感じられたのだ。

ガンプラアカデミア

たとえば、授業で使用するプラモデルは「ガンプラトライアルキット RX-78-2 ガンダム」というもので、こちらを採用するに至った経緯もじつに興味深い。

『ガンプラアカデミア』担当者は、採用経緯について「『ガンダム』自体が世代を問わず、幅広い層に対して社会的なIP(知的財産)となっており、授業を行なって頂く学校の先生方や保護者の方々にも親しみがあるかとお見受けします」「また、当授業で『初めてガンダムを知る』というお子様も多くいるかと存じますので、代表的な『RX-78-2』を選定しました」と語っている。

ガンプラアカデミア

ガンダムに全く馴染みがない人でも「アムロ・レイ」の名前や「アムロ、行きまーす!」というフレーズは耳にしたことがあるかと思うが、何を隠そう件のRX-78-2こそ、そのアムロの搭乗機なのだ。

担当者は「こちらのトライアルキットは『ガンプラアカデミア専用』のもので、初めてガンプラに触れるお子様たちのことを考え、組み立てやすさなどを重視して企画・製作しております」とも補足しており、授業に携わる教師や保護者に子供達と、全方位に向けて配慮がなされているのが素晴らしい。


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■受け継がれる「ものづくり」のバトン

また、現代の小学校の教員の多くは「今の子供達は『ものづくり』に触れる機会が減っている』と感じているそう。

そうした背景もあってか『ガンプラアカデミア』を通じ、実際にプラモデルを組み立てる経験を経て「作る楽しさだけでなく、ものづくりに携わる人々の技術や工夫、環境への配慮、キャリア教育といった事項について考えることができる、たいへん有意義な授業が実施できた」といった旨の感謝の言葉が、多数寄せられているというのだ。

初めてプラモデルを一人で作ったことに達成感を覚える児童も多く「BANDAI SPIRITSで働きたい」と、将来の夢に関するコメントも寄せられているそうで、担当者は「たいへん嬉しく思っております」と破顔してみせる。

ガンプラアカデミア

また保護者からも「子供達が持ち帰ったプラモデルを通じ、親子2世代で共通の話題ができて嬉しかった」という声が上がっており、改めて「ガンプラパワー」の影響力が感じられた。

我われ日本人にとって「ものづくり」とは、世界に誇る技術力と、古来より受け継がれてきた伝統文化の融合に他ならない。数々の工夫を凝らし、若い世代に「ものづくり」のバトンを渡そうと努力する『ガンプラアカデミア』は、まさに称賛に値すべき試みと言えるだろう。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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