ファストフード店で後輩が先輩の腹を刺す チーズの切り方指導にカチンときて?
日々、真剣な作業が続くファストフード店のキッチン。先輩の指導に、まずは素直に耳を傾けることも大切だ。
マニュアルをよく学び、さらに先輩からの助言や注意を聞きながら仕事を覚えていくファストフード店の従業員たち。もしもそこに、人から何か指導されることを嫌う者が入ったら…?
インドのあるファストフード店で刺傷事件が起きたことを、『Indian Express』『Times Now News』などが報じている。
■キッチンで刺傷事件発生
首都デリーにも近い、インド・ハリヤナ州のグルガオン。活気に満ちたこの街のセクター49にあるファストフード店で、10日夜8時ごろに事件が起きた。
若いスタッフ2名がキッチンで激しい議論を繰り広げ、ソウラヴさんという22歳の男性が腹を刺され、バッドシャプールの病院に救急搬送された。適切な治療を受け、順調に回復しているという。
■切り方を指導されてキレる
ソウラヴさんを刺したのはヴィシュヌという若い男で、両者はこの店のスタッフとして先輩後輩の関係にあった。
警察の聞き取りに、ソウラヴさんは「カッテージチーズの切り方が大きすぎるので、正しい方法を指導したところ突然キレてしまい、手にしていたナイフで刺された」と話している。ヴィシュヌは現在も逃走中で、警察がその行方を追っている。
■後輩の指導は大変
Sirabee編集部が全国20~60代の有職者の男女698名を対象に調査したところ、全体の68.8%が「後輩の指導をするのは難しいと思う」と回答。男女別では男性64.9%、女性77.0%となった。
さらに年代別に見ると、年齢が上がるにつれて男性はわずかながらその感覚から解放されていくようだが、女性はむしろ40代から一気に増えることがわかった。
■まずは素直な気持ちを…
後輩ができたことに邪悪な喜びを覚え、ただ威張る先輩は実際にいるが、右も左もわからない後輩を思いやり、丁寧に説明する先輩もいる。
真剣な表情、わかりやすい説明、感情の穏やかさ…といったものが備わった先輩の指導を真摯に受け止めれば、自分は必ずや成長する。後輩側は、まずそんな素直な気持ちを持つことも大切なのだろう。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20~60代の有職者の男女698名(有効回答数)