一軒家の民泊で起こり得るご近所トラブル 強盗犯になりかけた男性も…
一戸建ての住宅も増えているAirbnb。Googleマップに従って歩く人は大変多いが…。
近年、旅行客の間でブームになっている「民泊」システム。世界最大手のAirbnbには、空き家の有効利用として一軒家を登録する例がぐんと増えているが、こんなトラブルが起きていることを忘れてはならないようだ。
アメリカのある男性の失敗談を、『WSVN-TV/7 News Miami』『Washington Post』などが報じている。
■Airbnbに申し込む
民泊での失敗を経験した男性は、友人の結婚式で司式を務めるため、8日にフロリダ州のマイアミに向かったというポール・ドレックスラーさんだ。
ポールさんはInstagramのtravelislifeorgというアカウントに、「聞いてくれよ。Airbnbで初めてとんでもない失敗をしちゃったんだ。これは100%本当の話だからね」と語る1本の動画を公開。「Airbnbあるあるかも…」と話題を呼んでいる。
■美しいゲストルームへ
現地には9日の午前2時に到着したというポールさん。治安もよく平和な町なのか、その家に鍵はかけられておらず、ゲスト用の寝室はベッドがきれいに整えられ、バスルームも清潔で2枚のタオルはきちんと畳まれていた。
何ら疑うことなく荷解きをし、汗を洗い流し、良質のベッドで心地よく眠りについたポールさんだったが、そこはなんと隣の家だった。
■マップの入力に誤り
翌朝9時ごろ、ポールさんは家の主に「ここで何をしている」と叩き起こされた。あわてて「Airbnbでこちらに泊まらせてもらっています」と話すと、ご主人は「そんなはずはない」と憮然とした表情を見せたという。
そこでAirbnbの予約番号など詳細を見せると、それは隣の家だと指摘された。ポールさんが確認すると、目的の家をGoogleマップでルート検索した際、地番の入力にミスがあったことが判明。深々と謝罪してその家を後にしたという。
■「撃たれていたかも」
ポールさんはWSVN-TVの取材に「あの状況では(強盗に間違われて)通報はおろか、銃で撃たれていたかもしれません。許してもらえた私は幸運。冷静なご主人に感謝しています」と話している。
一戸建て住宅の登録がますます増えているAirbnbは、その家を探すためにGoogleマップを利用する人も大変多い。ポールさんはこの一件をきっかけに「住所を入力したら、3回はチェックする」と心に決めたそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)