肉汁が滴りそうなジューシーな付箋 作者はユーモラスな作品を輩出する現代の匠
ローストビーフの形をした付箋がツイッターで人気。食欲をそそる文具を追求してたどり着いた珠玉の作品。
■見た目と付箋の機能のバランスに腐心
今回、快く取材に応じてくれたゐずみさんは、さまざまなメディアで取り上げられている注目のクリエイターだ。
まず、クリエイターになったきっかけから尋ねると「これといったきっかけはありません。気づいたら今のようなスタイルになっていました」とのことで、自然体を貫いた結果、現在の職業に就いていたと答えてくれた。
ローストビーフの付箋については「製作日数は一週間程度です。『食欲をそそる文具』を追求したので、いかに付箋の概念を保ちながら美味しそうに見えるかを考えるのに苦労しました」と、付箋の機能とビジュアルの両立がポイントだったと語る。
■頭の中で考えたイメージをそのまま作品に
作品においてのこだわりやゆずれない部分については「頭の中で思いついたアイディアの実装手段にこだわらないこと」で、頭に浮かんだイメージをそのまま作品にできるように心がけているそうだ。
ゐずみさんは「思いついた瞬間や作るときの自分のテンションも意識している」と、製作時の熱量の重要性についてもコメントしており、思わず納得である。
今後、制作してみたい作品を聞くと「現代主流になりつつあるスマートホームデバイスと大昔に使われていたとあるものを掛け合わせてみたいなと思っています」とすでにある程度構想はまとまっている様子で、時代を超えた融合を作品に反映させたいとの展望を話してくれた。
「ローストビーフの付箋」を作ってみたら、 作業デスクがただの肉の楽園と化した pic.twitter.com/qKYc9CiSg9
— ゐずみ / wizumi (@Monyaizumi) March 11, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・神宮寺珠馬)