ネクタイから飛び出た糸、絶対に切ってはいけない… 意外な「理由」が話題に
ネクタイの裏側から出ている糸、絶対に切ってはいけないらしく…その「理由」に驚きの声が続出した。
■切ったら「アジの開きのように…」
絶対に切っちゃダメ。ネクタイからこんな糸が出てても、無茶に引っぱったり切ったりしないでください。3月~4月は特に、"はじめてネクタイを結ぶ人"が増えます。以前もツイートしましたが、まだまだ知らない人も多くいらっしゃるのが現状です。絶対に知っておいてほしい。職人からのお願いです。 pic.twitter.com/M74t2mULNX
— しゃく。 (@shakunone) March 14, 2022
本件についてしゃく。さんに話を聞いたところ、投稿にあった「ネクタイの糸を切ってしまう」というミスは、「稀に切ってしまったというご相談は受けます」と割とあるあるなんだとか。
また、ネクタイは1本の糸で縫っているそうで、「切れたり抜けてしまうと、アジの開きのようになってしまいます」とのこと。ちなみに、ツイートの写真は糸を見えやすくするため「開いている状態」だという。
■どんなネクタイについてる?
しゃく。さんが代表を務める『SHAKUNONÉ』では、商品を送る際は必ずスリップ ステッチの注意書きを入れているらしく、それほど重要なことのようだ。
なお、この「スリップ ステッチ」は、安いものや簡易的なネクタイにはついてないことがあるそうで、逆に職人の手によってしっかり作られているものには基本ついているのだとか。
■ネクタイを長持ちさせるには…
さらに、ネクタイをより長持ちさせるコツを伺ったところ、「洗濯機で洗うのは厳禁。連日同じものを使うよりは、1日使った次の日は休ませてあげるなどしてあげてほしいです」とためになる情報も。
また、収納する際はハンガーにスーツと一緒にぶら下げる人も多いと思われるがそれもじつはNG。「ぶら下げて長期保存すると伸びたり型崩れの原因になることがあるので、二つ折り、もしくは三つ折りで平置きをしてあげるといいですね」とのこと。
そして、ネクタイにキズがついてしまった場合は「ホツレた糸は切らず、生地目に沿って歯ブラシなどでブラッシングしてあげると、目立たなくなったります」と意外なコツも教えてくれた。
日々身につけるものだからこそ、これらの裏技を駆使して大切に扱いたいものだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん)