ポニーテール禁止の校則に海外の反応は二極化 「狂気じみてる」「日本ならあり得る」
「ポニーテール禁止」のブラック校則が海外でも話題に。理由は理解不能でも、なぜか納得している声も…。
日本の学校で実施されている校則の一部が海外メディア『VICE』『Edernet』などで紹介され、SNS上で多くの反応を集めている。
紹介された校則の中には「女子はポニーテール禁止」「白い下着のみ着用可」の項目もあり、禁止されている理由について「信じられない」「全く理解できない」といった声が上がっている。
■禁止の理由は男子の視線?
2020年に福岡県で実施された調査によると、同地域ではおよそ10校に1校が校則で女子のポニーテールを禁止しているという。
その理由についてはさまざまだが、同じくポニーテールを禁止している鹿児島県の高校では「男子が女子のうなじに興奮するから」と女性教員が答えたことが、7日の南日本新聞で取り上げられていた。
■校則に不満を持つ人たち
翌日の3月8日は国際女性デーだったこともあり、ニュースをきっかけに多くの人が自身の体験をSNSに告白。理不尽に設けられた「ブラック校則」について議論していた。
中には靴下の色や形、スカートの長さ、眉の形なども厳格に定められている学校もあり、そうしたルールについて「合理的な理由がない」と感じている人は少なくないようだ。
■批判の少なさも原因か
多くの人が疑問に思うようなルールでも、それが「当たり前」の社会の中で変えていくのは難しい。静岡県で11年間中学校教師として務めていた杉山さんは『VICEの』インタビューに対し、静岡県の5つの異なる学校でポニーテールが禁止されていたことを紹介した。
そして「こうしたルールに対する批判は非常に少なく、強く正常化されてしまっているので、学生はそれを受け入れるしかないのが現状です」と、実際には批判がほとんど行われないことに警鐘を鳴らした。
■海外でも大きな話題に
これらのニュースがネット上で拡散されると、海外のSNSユーザーからは「バカバカしい」「狂気じみてる」「ルールを作った人がポニーテールフェチなのは間違いない」と、批判的なコメントが数多く寄せられていた。
一方で「不思議だけど、日本ならあり得ると思ってしまう」「服装に対する厳しさは英国並だからね」「同調圧力の強い国だとこういうことは起こりがち」と、一定の理解を示すコメントも見られた。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)