医療用特別輸送車を何者かが急襲　献体の頭部が入った容器が盗難に

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■不明な点も多く…

ただし、現場は搬送先の医療研究施設とやや離れており、誰がその輸送車を運転し、なぜその場所に車を駐車させていたのかなど不明な点は多い。

デンバー警察は「容疑者は特定できておらず、事件に関する聞き取りも完了していない」と述べており、輸送に関わったスタッフは解放されていないようだ。

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■生前に献体の意思を登録

サイエンス・ケアは「臓器提供や医療の発展のため、自身の体で社会に貢献してみませんか」と謳いながら、過去20年以上にわたり献体や臓器提供の事業に関わってきた。

亡くなった後、献体してもらうかわりに遺体の搬送から火葬までを無料で提供するといい、その頭部も同社のサービスに生前に登録していた人のものだった。故人の遺志を無視した罰当たりな事件に、関係者は強い憤りを示している。