「ピンポンダッシュ」めぐる追跡劇の末に… 48歳男が13歳少年を脅迫し逮捕
犯人を捕まえた男が逆に逮捕? SNSでは、ピンポンダッシュをめぐる過激な体験談が続出している。
ニューヨーク州ウエストバビロンに住む48歳の男性が、13歳の少年を車の窓に押し付け、ペッパースプレーを向けて脅したとして逮捕された。少年は直前に男性宅に「ピンポンダッシュ」をしていたものと見られている。『Audacy』『Flopboard』などの海外メディアが報じた。
■ピンポンダッシュは世界共通?
ウエストバビロン警察によると、少年は学校の友人5人と遊び場に向かう途中、ランダムな家のドアをノックしては逃げ回るイタズラに興じていたという。
この行為は日本では一般的に「ピンポンダッシュ」と呼ばれているが、海外でも「ding dong ditch」あるいは「knock and run」などの名称が付けられていることから、それなりに認知度の高いイタズラのようだ。
■逃げた少年を車で追いかけ…
被害者の一人であるジョン・ペトリロはこのイタズラがよほど腹に据えかねたのか、自転車でその場から逃走する少年を車で追いかけている。
そして捕まえた少年を自分の車に押し付け、顔に向けてペッパー(唐辛子)スプレーを使用すると脅した。さらに少年を解放する際には、彼の友人たちを口頭で脅したとされている。
この様子は通行人によって目撃されていたため、ペトリロはイタズラ事件の2日後に自宅で逮捕され、児童福祉に対する罪で起訴されることになった。
■過激な「武勇伝」自慢
一部メディアではこの件について、大学生のTikTokerの間で流行しているという、ケシャの『Die Young』のビートに合わせて家のドアを叩いたり蹴ったりするイタズラが、子供に影響を与えているのではないかと主張している。
一方で、SNS上では昔から同様のイタズラはあったとして、自身が子供時代に同様のイタズラを行った際には「窓ガラスを割った」「銃を持って追いかけられた」など、過激な「武勇伝」を語るユーザーが続出している。
■銃撃事件に発展するケースも
またSNS上では、被害を受けた側からも「酔っ払った十代の若者が3回目にやって来た時は、野球のバットを持って出ていったよ」などと、過激なコメントも飛び出している。
子供のイタズラというイメージが強いピンポンダッシュだが、呼び鈴の濫用は空き巣やストーカーに利用されるケースもあり、そうでなくとも住人の生活を侵害する迷惑行為である。
今回、少年たちが罪に問われることはなかったが、過去には14歳の少年が銃で撃たれたケースもあり、遊びのつもりであっても決して行うべきではない。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)