映画館にボウリング場まで… アメリカで最も高価で問題山積みな家が競売へ
ロサンゼルスの街を一望できる超巨大邸宅の落札額は、100億円以上? 修理・点検費用だけでもとてつもない金額に…。
「アメリカで最も高価な邸宅」と評される約1万平方メートルの敷地面積を誇る巨大な住宅が、オークションに出された。すると買い手がなかなかつかず、提示価格に遠く及ばない価格で取引されたという。『Independent』『Business Insider』などの海外メディアが報じた。
■施設の種類はホテル並
カリフォルニア州ロサンゼルスにあるこの邸宅は三方を掘に囲まれ、窓からロスの街並みと山々、海を一望できる場所に建設されている。広さは約1万平方メートルあることから、「ホワイトハウスの約2倍の大きさ」という触れ込みだ。
また建物にはベッドルーム21室、バスルーム42室に加え、ナイトクラブやランニングトラック、定員40名の映画館、シガーラウンジにワインセラー、5つのプール、4レーンのボウリング場も含まれている。まるで大型レジャー施設のような充実ぶりである。
■目標の落札金額には遠く及ばず…
売り手や不動産業者はこの家を「アメリカで最も高価な邸宅」とし、この規模の住居がロサンゼルスに建てられることは二度とないと主張。さらに「ザ・ワン(一番、究極)」と呼称している。
彼らは先週開催された破産オークションでこの邸宅に5億ドル(約570億円)の値を付けたが、購入者はなかなか現れなかった。そこで2億9,500万ドル(約340億円)まで値下げした結果、最終的に当初の4分の1程度である1億4,100万ドル(約160億円)で売却されたという。
■いくつもの落とし穴
お金に糸目をつけないのであれば非常に魅力的とも言える物件だが、なぜここまで売却価格に差が生じてしまったのだろうか。
取材にあたった米紙によると、この建物は物件自体の価値は高いものの、破産手続きに関わっていたことからいくつもの問題点を抱えていた。そもそも入居証明書が発行されていないために、購入者は入居することができない状態だという。
また過去10年にわたって工事が行われていたため、いくつかの区画は完成しておらず、水漏れやひび割れなど広大な敷地の点検・修理には少なく見積もっても1,000万ドル(約11億円)が必要。落札価格よりも値の張る買い物になってしまうようだ。
■ネットでは厳しい意見も
そのためこのオークションに参加した人はたった4人しかおらず、実際に邸宅を目にした人の中からは「巨大な白いゾウのよう」「今まで見た中で最も醜い家の1つ」と厳しい意見も上がっている。
また、ニュースを見たSNS上の人々からは「いったい誰がこんなものを建てたんだ」「豪華だけど見た目は酷いね」「究極の家というか、世界最小のリゾートという感じ」と、この巨大邸宅に魅力を感じない様子のコメントが多数寄せられた。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)