田原総一朗氏、ウクライナ情勢の長期化を予測 「非常に残念なことだが…」
未だ出口が見えないロシアとウクライナの戦争。ジャーナリストの田原総一朗氏は、これが長期化すると悲観的な見方を示す。
■アメリカの動きは…
一方、ウクライナと歩調を合わせるNATOのアメリカ・バイデン大統領も困惑していると田原氏は解説する。田原氏は経済制裁に効果がないこと、それをバイデン大統領も理解していると推測。
本気でロシアに立ち向かうなら武力行使しかないと指摘するが、「もしバイデン大統領が、『武力行使』を表明すれば、アメリカの世論が反発するだろう」「その気配を見せるだけでも、失脚の可能性がある」と一筋縄にいかないことを説いた。
■事態は長期化すると予想
こうした二大首脳のジレンマを、田原氏は「プーチンも、バイデンも困惑している。そして保身にしばられ、身動きできない」とつづる。
そして、身動きできないことで膠着状態が続くと読み、「非常に残念なことだが、この状況は長引かざるを得ないだろう」と事態の長期化を予想したのだった。一刻も早く解決してほしいウクライナ問題だが、各国の思惑もあり、簡単にはいかないようだ。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)