田原総一朗氏、ウクライナ情勢の長期化を予測 「非常に残念なことだが…」
未だ出口が見えないロシアとウクライナの戦争。ジャーナリストの田原総一朗氏は、これが長期化すると悲観的な見方を示す。
ジャーナリストの田原総一朗氏が11日、自身の公式ブログを更新。ロシアのウクライナ侵攻に関し、事態が長期化するとの見方を示した。
■現実化した侵攻を嘆く
田原氏はロシア侵攻前に更新したブログから、「もし武力行使となれば、多くの人が犠牲になるだろう。人間はそこまで愚かではない、僕はそう信じたい」とつづった結びの部分を引用。
しかし、現実には戦争となってしまったことを「僕だけではない、世界の多くの人々の願い空しく、ロシアの武力行使は、現実のものとなってしまった」と悲観した。
■プーチン大統領は困惑している?
その後は、ウクライナ・ゼレンスキー大統領の支持率が、昨年12月の時点では30%を切るほど低下していたことを指摘。攻撃すればゼレンスキー政権はすぐに崩壊し、親ロシア政権が樹立されるというロシアの目論見を推察する。
しかし、実際はゼレンスキー大統領が国民の支持を浴び、支持率は90%を超えることに。
田原氏はこれを「完全な『読み間違い』」「プーチン大統領も困惑しているのではないか」と指摘するも、「今撤退したら、ロシア国内からの反発が起き、プーチン大統領が失脚することは間違いない」とロシア側のジレンマを指摘した。