10代少女が妊娠し自殺 事実を知りながら通報しなかった学校長も逮捕に
学校長たちのまさかの不手際を、警察は許さなかった。
■最悪の結末
そして1月7日、少女は将来を悲観し、両親の家で自殺を試みた。すぐに気づきいた両親が少女を病院へ搬送し、診察した医師たちが改めて妊娠を確認。何も知らなかった両親にも、真実を伝えた。
少女は重篤な状態から短時間だが回復し、「隣りの家で暮らす男に何度も襲われちゃった」「妊娠したので死ぬことにしたの」などと告白した。しかしその後に再び状態が悪化し、帰らぬ人となった。
■複数の逮捕者
死亡前に少女が重要な情報を残したため、捜査はスムーズに進んだ。警察は隣人の身柄を確保し、あわせて学校長と学校職員の2名も逮捕した。校長たちが逮捕された理由については、犯罪行為があったと知りながら通報しなかったためと、現地メディアは報じている。
もし少女の妊娠に気づいた時点で学校側が保護者、そして警察に相談していたら、少女は死ぬほど思い詰める前に必要なサポートが得られたのかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)