地球外生命体な見た目にビックリ エイの骨格標本を制作した作者を直撃

アカエイの骨格標本がTwitterで話題。生物の真髄に迫りたい作者は様々な動物を骨格標本にしている。

2022/03/01 10:20

■「生物の真髄に迫れる」骨格標本の世界

今回、快く取材に応じてくれた、いのししの人さんに話を聞いた。

まず、骨格標本に興味を持ったのは「7、8年前の高校生の時から」と語り、「昔からいきものが好きで、高校で所属していた生物研究の部活の影響も大きいです」と幼い頃からから生物に関わっていたと明かす。

骨格標本の魅力を訊ねると「外見からではわからない特徴を発見できて、よりその生物の真髄に迫れている所ですね。また、骨格標本同士を比較することで、より生物の進化の謎や面白さを知ることも楽しいです」と語ってくれた後、「あと、なんとなく化石っぽくないですか? これは偏見ですが、化石嫌いな男子はいないと思います」と、持論を展開してくれた。


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■生物差による違いを感じながら制作

骨格標本の作り方を聞いてみると「基本的には解体(解剖)して幾つかのパーツに分け、除肉した後に血液や脂肪分を骨から除去して乾燥、組み立てです」と、そのハードな工程について触れつつ、「生物によって作り方やコツが異なってくるのでそこを模索しながら作るのも楽しいです」と、そのやりがいについても語ってくれた。

ツイートが大反響になった点については「過去、イシガキフグの骨格標本で少しだけバズったことがあるのですが、朝起きてびっくりしました。あまりメジャーな分野ではないので、自分の作品や技術を認めてもらえているようですごく嬉しかったです」と率直に喜びを語りつつ、「これからも皆さんに生物の面白さや骨格標本の魅力を共有できるよう活動して参りたいと思います」と骨格標本について普及させていきたいとの抱負を述べていた。

骨格標本というと専門的なイメージがあり、なかなか取っ付きづらい分野であることは想像に難くない。しかし、いのししの人さんはSNSで市井の人に骨格標本の世界の素晴らしさを語っている。

いずれ、いのししの人さんのこの活動にスポットライトが当たり、世界に名を轟かす発表が出てくるのかもしれない。

いのししの人さんのTikTokチャンネルはこちら


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(取材・文/Sirabee 編集部・神宮寺珠馬

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