白髪に悩む女性社員に「みっともないから染めて」 社長の心ない言葉に非難の嵐

エイジングに対する考えや対処法は人それぞれ。他人が口出しするものではない。

パワハラ

働く人にとって、とても大切な職場の人間関係。時にはそれが原因で、仕事が手につかなくなってしまうこともある。逆に仕事がどんなにつらくても、尊敬できる上司やいい同僚に恵まれればモチベーションは上がり、ストレスも上手に発散できそうだ。

海外の掲示板で今、勤務先のトップからパワハラを受けた女性の書き込みが炎上していることを、イギリスの『Mirror』などが報じている。


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■急激な白髪の増加

海外の人気掲示板『Reddit』に数日前、現在30歳だという女性からの書き込みがなされた。昨年の夏ごろから白髪が気になり始めたといい、その増え方は予想以上に急激で、わずか2ヶ月の間で全体の3分の1が白髪になってしまったそうだ。

「私は黒髪のロングヘアなので、白髪がかなり目立つんです」と打ち明けている。

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■ありのままの自分を大切に

女性は白髪について、平均して30代半ばから生え始めるというイメージを抱いていたといい、自身の早すぎる変化に困惑し、ショックの日々がしばらく続いた。

だが、いずれは誰もが経験することだと思うようになり、くよくよと悩むことはやめ、ありのままの姿で過ごすことにしたそうだ。そんなある日、複数の会社を経営する多忙な社長が、女性の職場に約1年ぶりに現れたという。

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■「君たちは会社の顔だ」

「こんにちは」や「久しぶり」の挨拶もなく、社長の第一声は「その髪どうしたの?」だった。あまりの唐突さと失礼さに、女性は強いショックを受けた。

最近、急激に白髪が増えたことを説明すると、社長は「みっともないよ。プロ意識に欠けている」とバッサリ。すぐに髪を染めてくるよう指示された。

さらに「君たちはみんな、僕の会社の“顔”なんだからね」と社長。しかしその職場は電話によるカスタマーサービスが専門で、顧客と直接顔を合わす機会はないそうだ。


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■陰でも話題にされていた

翌日、給料明細票をもらいに人事部に行くと、そこには社長の親戚である幹部社員がいた。「まだ白髪なの? 昨日注意されたでしょう」と言われ、女性は社長が陰でまで自分の白髪について話題していたことを知った。

我慢の限界を感じた女性は、「白髪が生えるのは悪いことでも不衛生でもない」と反論。すると「私たちは常に社員に“ベストな状態”でいてほしいだけ。もしも社則に従わないなら…」と圧力をかけてきたという。


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■「そんな会社辞めちゃえ」

「この際、会社を辞めようかしら」と掲示板で嘆く女性に、コメント欄には「そいつらと闘うエネルギーがもったいない」「そんなパワハラ会社、今すぐ辞めちゃえ」「アンチ・エイジングが基本みたいな考え方が嫌い」と、さまざまな言葉が並んだ。

白髪、シミ、シワや身体的機能の衰えは、誰にもいずれはやってくるもの。そして外見の変化は、見慣れればその人の「味」となる。ポジティブな気持ちでエイジングに向き合える人のほうが、より幸福な人生を全うできるのではないだろうか。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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