堀家一希が難役を好演『世界は僕らに気づかない』 映画祭コンペ部門に選出
堀家一希の長編初主演映画『世界は僕らに気づかない』が、「第17回大阪アジアン映画祭」のコンペ部門に選出された。
■アジア映画の最新作を上映
今年で17回目を迎える「大阪アジアン映画祭」は、“大阪発。日本全国、そしてアジアへ!”をテーマに、アジア映画の最新作の上映や多彩なプログラムが実施される。
コンペティション部門は同映画祭の中核となる部門で、日本映画を含む、ジャパンプレミアのアジア映画およびアジアと関係が深い作品が上映され、「グランプリ(最優秀作品賞)」や「来るべき才能賞」などが選定される。
■群馬県内で撮影
『世界は僕らに気づかない』は、飯塚監督をはじめスタッフやキャストの多くが群馬県在住者や出身者で、全編が群馬県内で撮影された。
同県は工場が多い土地柄もあって早くから外国人労働者も多く暮らしており、多彩な国籍の人々が風景の中に溶け込んでいる。
自治体側でも多様性の認知について積極的に取り組んでおり、2020年には県内全域に「ぐんまパートナーシップ宣誓制度」が導入された。
■3月10日から20日まで開催
同作は、現在の日本の実情を背景にしながら、人種やセクシュアリティの多様性を身近な問題としてとらえた点が評価され、今回のコンペティション部門への選出となった。
なお、今回の映画祭は3月10日から20日まで開催され、例年のスクリーン上映に加えて、過去の映画祭で上映された作品の中からピックアップして、「大阪アジア・オンライン座」としてオンライン上映も行われる。
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(文/Sirabee 編集部・けろこ)