コロナ感染で重症化した妊婦が出産 「赤ちゃんに担当医の名前をつけた」と公表
ワクチン未接種の妊婦が新型コロナウイルスに感染。懸命な治療の末に出産を果たし、赤ちゃんにつけた名前が…。
長い闘病を医師に支えられた女性が、無事に出産。母子ともに生きて家に帰るまでの経緯を、『Good Morning America』などアメリカのメディアが伝えた。
■妊娠中のコロナ感染
アメリカ・テキサス州で暮らすダイアナさん(28)は、昨年7月に夫クリスさん(37)とラスベガスへ旅行に出かけた。しかし、楽しい旅を満喫するはずが、妊娠中だったダイアナさんは途中で体調を崩してしまった。
ひどい頭痛に苦しんだダイアナさんが病院で検査を受けたところ、新型コロナウイルスに感染していることが判明。ワクチン未接種だったダイアナさんは肺炎を起こしており、入院せざるをえない状態だった。
■まさかの重症化
ダイアナさんは人工呼吸器をつけたが容体は悪くなるばかりで、ついには体外式膜型人工肺(エクモ)が必要な状態になった。入院中には心臓発作や脳卒中も起こしたが、そのたびに医師団が手を尽くしダイアナさんを救った。
いくつもの危機を乗り越えたダイアナさんが妊娠31週を迎えたころ、医師団はようやく「帝王切開で赤ちゃんを取り出す時期が来た」と判断した。