不法侵入した家で飲酒に入浴も… 「すみません」とお金を残し逃走の男が逮捕
誰もいないはずの家で、他人が勝手に酒を飲みくつろいでいたとしたら…。
窓を叩き割って人の家に勝手に入り、くつろいでいた男。あまりにも図々しい不審者が逮捕されるまでの経緯を、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。
■留守宅に不法侵入した男
アメリカ・ニューメキシコ州の民家に、暖かい寝場所を求めていた男（34）が接近し窓を割った。狙い通り住人が不在だったため、まずは風呂に入りリラックス。腹も空いていたため家にあったエビを食い、ビールを飲むなどし一息ついた。
そうするうちに住人男性が帰宅し、男を発見。いきなり姿を見られた男は驚き、ひどく恐縮した様子を見せたという。
■「すみません」と謝罪も
男は「寝場所を探していました」と説明し、何度も謝罪。そのうえで「家族がテキサスで殺されたんです」「僕はある人から逃げているのです」などと住人に話した。
また「移動中に車が故障してしまい困っていました」とも話し、窓ガラスの修理代として200ドル（約2万3,000円）を置いて出ていったそうだ。
■逃走に続き車を狙い…
民家を出た翌日、男は移動に必要な車を奪うためある店のドライブスルーに出没。女性客に狙いを定め「今すぐ車から降りろ」と命じ、所持していた銃を見せた。
だが女性が驚きクラクションを鳴らしたため、男はその場からも逃走。通報を受けた警察が歩いて移動していたところを発見し、逮捕した。
男は今も取り調べを受けているが、実際にテキサス州で家族が殺害された事実があるのか、また本当に人に追われている身なのかなど、詳細は判明していない。
■窓の防犯対策が肝心
空き巣に狙われやすい侵入経路第1位は、窓だと言われている。ドアと違い簡単に割れる窓については不安に感じることもあるが、窓用防犯ブザーをつけておくといった対応もできる。
外部からの侵入が可能な場所を今一度しっかり確認し、空き巣に入られないよう防犯対策の強化に努めたい。
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（文／Sirabee 編集部・マローン 小原）
