わが子2人を惨殺し遺体を弟たちに見せた夫婦　心理的児童虐待は否定し無罪を主張

関連記事:9歳妹に性的暴行加えた継父を殴殺した兄2人　「正義の報復」の主張は認められるか

■両親ともに無罪を主張

幼い息子たちの証言もあり、父親のモーリスに続いて、事件後にアリゾナ州ツーソンに転居していた母親のナタリー・スミコ・ブロスウェル容疑者（45）も、2021年9月に逮捕された。

殺人および児童への重い心理的虐待の容疑で起訴された両親は、今月2日に罪状認否のためランカスター市の裁判所に出廷。しかし両被告とも、いずれの件においても無罪を主張したという。

関連記事:血まみれの17歳少年の告白に近隣住民が震撼　「両親をぶっ殺した」

■検事当局は厳罰を予想

地元メディアの取材に、近隣住民は「あるときから人の出入りが急に途絶え、中に人がいても真っ暗だった」「あのお宅には、普段から異様な雰囲気が漂っていた」などと答えている。

また、ロサンゼルス郡地方検事局は「裁判で有罪判決なら、父親には最大で懲役57年4ヶ月の実刑判決が下る可能性がある」と話している。

次の出廷は2月15日。保釈保証金はひとり420万ドル（日本円で約4億8,500万円）と極めて高額で、両被告とも身柄は拘置所につながれたままだ。