妻と死別し6歳娘にみだらな行為 暴力で口止めしていた30代父親が逮捕
実の父親から性的に虐待されていた幼い女の子。心身の傷は計り知れない。
30代の男は、妻が病気で亡くなった後、性欲の矛先を幼い実の娘に向けた。インドのある家庭内で、逃げ場のない悲惨な性的虐待事件が起きていたことを、『Times of India』『Times Now News』などが報じている。
■ベルトで脅しながら…
インドのタミール・ナードゥ州ヴェロール地区で1月31日、6歳の娘に性的虐待および身体的暴行を働いていた男が逮捕された。
男はベルトを手に脅しながら幼い娘にいたずらをし、「このことを決して人に話してはならない」と口止めしていた。家には母親がおらず、娘にとっては全く逃げ場のない状況だった。
■妻は1年前に死亡
警察は容疑者について、テレビなど映像機器のエンジニアをしている34歳の男と発表。「子供の将来とプライバシーを考慮し、名前の公表は裁判所から許可が下りていない」としている。
男の妻は1年前に重い肝臓の病で亡くなり、男は娘を連れて実家に戻ることになったが、実父とけんかになり同居を解消。その後、カットパディーの賃貸住宅で娘と2人暮らしを始めていた。
■拷問を思わせる暴力も
転居して3日目、娘にみだらな行為を働いているところを隣人に目撃され、男は駆け付けた警察官に逮捕された。隣人は「性的暴行に発展する危険性を感じ取った」と話したという。
少女は父親に口外を禁じられていたが、警察の聞き取りに素直に応じ、性的虐待の被害を受けたことを話した。また、拷問に相当するような身体的虐待も受けていたことがわかっている。
■実際の被害件数は計り知れず
幼い女の子が実の父親、祖父、兄などから性暴行被害を受けるという事件は、インドに限らず、世界中で起きている。
問題は、児童保護当局も警察も、通報や被害届でしか事件を把握できないこと。男の権力があまりにも強い国家では、実際の被害件数は報告件数の数十倍だろうと、しばしば報じられている。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)