『昭和は輝いていたSP』 歌姫・美空ひばりを見出した作曲家の素顔に迫る

11日放送の『武田鉄矢の昭和は輝いていた』では作曲家・万城目正に焦点を当て、ヒット曲誕生秘話が明かされる。

■「めずらしくて貴重な番組」

同番組の放送を前に、スタジオゲストの青山、九条、刑部准教授、橋本プロデューサーからコメントが到着した。

武田鉄矢の昭和は輝いていた

青山:この番組は以前から大変に楽しく、おもしろい番組でしたのでよくみておりました。ほかではなかなかその人物のことを深く調べるような番組はありません。本当にめずらしく貴重な番組だと思っております。これからも長く、長く、続けていただきたいと思っております。

武田鉄矢の昭和は輝いていた

九条:番組の冒頭に明治時代の話をされた武田鉄矢さん。明治生まれの母からも聞いたことのないありし日の日本の暮らしや、大正、昭和と万城目先生のたどってこられた人生に興味をひかれました。先生が幼いころから、音楽の英才教育を受けていらしたことも初めて知りました。

万城目正音楽院で先生の心に沁みる哀愁あるメロディに触れて、歌謡曲のすばらしさを知ることができたこと、先生の歌でデビューできたことを今でも感謝しています。

当時のことを懐かしみながら、楽しく番組に参加させていただきました。青山さんと数十年ぶりにお会いできたのも嬉しかったです。


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■「流行歌づくりの秀才」

武田鉄矢の昭和は輝いていた

刑部氏:映画と流行歌は大衆の娯楽の王者でした。その二大王者に橋を架けて活躍した作曲家が万城目です。

すれ違いラブロマンスの元祖といわれる映画『愛染(あいぜん)かつら』シリーズからは大ヒット曲を連発し、映画『純情二重奏』で売り出した高峰三枝子には、ブルース、タンゴ、ルンバ、ボレロと多彩な楽曲を提供しています。

また美空ひばりや島倉千代子を大スターへと育てました。流行歌のセンスは抜群で、古賀政男、古関裕而、服部良一さんのよさを取り入れてヒットにつなげる稀有な才能の持ち主でした。

そういう意味で私は「流行歌づくりの秀才」と呼んでいます。今回は、「流行歌づくりの秀才」の世界を堪能していただければと思います。

橋本プロデューサー:「花も嵐も踏み越えて〜」「赤い〜リンゴにくちび〜る寄せて〜」誰もが口ずさんだあのメロディーは、作曲家・万城目正の作品だ。

当時ブギのリズム曲を歌っていた少女歌手・美空ひばりの才能を見抜き、「悲しき口笛」「東京キッド」など、全く違うカラーの曲を試させ、彼女をスターダムに押し上げたのもこの人である。

今回の番組では、歌う映画女優・高峰三枝子の名曲「懐かしのブルース」ほか、貴重映像4曲を一挙お届けするコーナーもございます。懐かしの名曲ヒット曲をお楽しみください。

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(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

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