4月から、改正育児・介護休業法が段階的に施行へ 具体的に何が変わる?
21年6月に成立した改正育児・介護休業法が、22年4月から段階的に施行されます。具体的に何が変わるのか、弁護士が解説。
■男性の育休取得によるトラブル事例は
法制度が変わる以前から、男性が育休を取得したことによる職場でのトラブルや、パワハラを受けたことに関する相談などはあったのでしょうか。
齋藤弁護士:あまり周知されていないことが相まってか、相談の件数としてはあまり多くありません。
■約7割が「産休・育休は積極的に取得すべき」
ちなみに、Sirabee編集部が2019年に、全国の20代~60代の働く男女779名を対象に、「産休・育休」に関する意識調査を実施したところ、全体で66.1%もの人が「産休・育休は積極的に取得していくべきだと思う」と回答しました。
性・年代別に見ると、最も高い割合となったのが30代女性で74.6%、次いで60代男性が72.1%という結果になりました。
今回の法改正により、少しでも男性の育休取得への理解が広まることを期待したいです。
・合わせて読みたい→つるの剛士、教育実習に向けエプロン準備 秀逸なデザインに「人気者決定」
(企画・文/弁護士・齋藤 健博)
対象:全国20〜60代の現在働いている男女779名に調査(有効回答数)