余命短い青年が「がん闘病中の男児を救いたい」 貯金送り医療費集めにも尽力
悲しい運命を受け入れた青年が、がんと闘う男の子を「救いたい」と願った。
死期が迫る青年が、がん闘病中の男の子の存在を知り号泣。一生懸命貯めたお金を男の子に差し出し、高額な治療費用を集めようと頑張っている。優しい青年の取り組みを、『Metro』などイギリスのメディアが伝えた。
■再発と余命宣告
イギリスで暮らすリース・ラングフォードさん(19)はすくすく育ち、立派な青年に成長。しかし18歳のときに骨肉腫を患い、つらい治療に必死に耐えることになった。
それでも元気になり退院したが、わずか数ヶ月後には再発。体のあちこちに転移していたため、医師は「余命は数ヶ月」と宣告した。
「打つ手はもうない、僕はまもなく死んでしまう」と覚悟を決めたリースさんは、あるときがん闘病中のジェイコブくん(6)の存在を知り、大きな衝撃を受けた。
■号泣しながらの願い
たまたま同じ地区で暮らすジェイコブくんは、小児がんを患い治療を受けたが、リースさんと同じく再発し苦しんでいるという。そこでジェイコブくんの家族は「アメリカに連れて行き治療を受けさせたい」と考えたが、それには大金が必要だ。
ネットでジェイコブくんの存在を知り、胸を痛めたリースさんは号泣。母親を自室に呼び、「僕は治らないけれど、この子には助かってほしい」「これまで貯めてきたお金はジェイコブくんにあげたい」と伝えた。