「神に祈れば完治すると思った」 重病の娘に薬を与えず死なせた両親が逮捕
娘の糖尿病は祈れば治ると、本気で信じていたようだ。
薬を与えるべきなのに、「神様に任せて必死に祈るだけでいい」と考えた両親。そのせいで子供が死亡していたことを、『The Sun』などの海外メディアが報じた。
■糖尿病を患っていた娘
オーストラリア・クイーンズランド州で暮らしていたエリザベスちゃん(8)は糖尿病を患っており、薬が必要な体だった。
だが父親(50)と母親(46)は信仰にのめり込み、エリザベスちゃんについても「薬に頼る必要はない」「神様が絶対に病気を治してくれる」と本気で信じていたようだ。
自宅をカルト教会として利用していた両親は、2日頃にエリザベスちゃんに薬を与えることを中止した。
■見つかった遺体
11日、エリザベスちゃんの遺体が自宅敷地で発見されたため、警察が捜査を開始。遺体の状態を確認した当局は、「4日前に死亡した可能性がある」と発表した。
隣人のひとりが地元メディアの取材に応じ、「遺体が見つかった日、多くの人があの家に行くのを見ました」「フォーマルな服を着た人たちが朝にやって来て、夜に再び姿を現したんです」と語っている。
ただし、それが捜査関係者だったのか、それとも教会関係者だったのかなど、詳しいことは分かっていない。