激しい暴風雪で10歳女児が帰宅困難に 野良犬を抱いて耐えた18時間
60センチの雪が降り積もる中、帰宅できなくなった女の子。誰しもが命を諦めたその少女を救ったのは、野良犬だった。
■女児がいた場所は…
行方不明になってから、18時間。凍えるほど寒い夜を過ごした女の子だが、意外にも元気だった。仲良くなった野良犬とずっと寄り添いあっていたためで、その体温が女の子の命を守ったとみられている。
しっかり厚着もしていた女の子は運良くバルコニーを見つけ、その下で犬を抱きしめ厳しい寒さに必死に耐えていたのだ。
■「死んだとばかり…」という声も
ボランティアのひとりはメディアの取材に応じ、「女の子が死なずにすんだのは奇跡です」とコメント。「私達は手袋をしていましたが、それでも手が凍え指を伸ばすことも困難でした」「夜が明けるころには『きっともう死んでいる』と悲観していました」とも明かした。
それでも生きていた女の子は、保護された直後に病院に搬送されたとのこと。しかし大きな問題はなく、その日のうちに退院し家族の待つ家に帰ったという。
「野良犬に救われた」と伝えられた女の子だが、野良犬も女の子の体温に救われたのかもしれない。犬のその後については、現時点では分かっていないようだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)