世界一大きなジャガイモが掘り出されたか ギネス認定めぐりDNA鑑定へ
認定されれば、記録を大幅に更新する超巨大ジャガイモ。あまりの大きさに「本当にジャガイモなのか」と疑われてしまい…。
ニュージーランドで発見された巨大なジャガイモが、あまりの大きさゆえにDNA鑑定に出されたという。『STV News』『Independent』などの海外メディアが報じている。
■認定されれば世界最大
『Dug(ダグ)』と名付けられた巨大ジャガイモは、ニュージーランドのハミルトン周辺で農場を営むコリンさんとドナ・クレイグ・ブラウンさんという夫婦によって発見された。
掘り出した時の重さは小型の成犬ほどにもなる7.9キロあり、これは現在のところ、世界最大のジャガイモのギネス記録である4.99キロを大きく超える重量となる。
■申請はなかなか受理されず…
夫婦は、赤ちゃんのように胸の前で抱えて持たなければいけないほど、巨大なジャガイモの発見に喜んだ。そこで早速、ギネス世界記録に申請することにしたが、これが苦難の道の始まりだった。
コリンさんは128ページの申請ガイドを読み終え、オンライン申請フォームの記入や、認定された体重計を使った証拠ビデオの提出を求められたが、なかなか申請が受理されることはなかったのだ。そして現在、ダグの一部はDNA鑑定のためにスコットランドに持ち込まれている。
■「本当にジャガイモなのか」
ダグがDNA鑑定を受けなければならなかった理由は、そのサイズがあまりにも通常のジャガイモとかけ離れていたことと、無関係ではないだろう。
ギネス世界記録のスタッフは、ダグが本当にジャガイモである証拠を必要としている。農業の専門家による証言だけでは、不十分というのだ。
これについてコリンさんは「私たちが遺伝子改良をしていると、本当に思っているのですか?」と、ギネス当局の対応に不満を抱いているという。
■忍び寄る乾燥との戦い
巨大ジャガイモの発見の喜びから一転、申請がなかなか受理されない現状を、コリンさんは「まるで感情のジェットコースターのようでした」と嘆いている。
現在、夫婦はDNA鑑定の結果を待っている状態だが、サンプルを摘出したところから徐々に水分が抜け、軽くなっていくダグのことだけが気がかりだという。
・合わせて読みたい→中川翔子、無水クリームシチュー作りに挑戦 完璧な味に「ギザうます」
(文/Sirabee 編集部・びやじま)