20代大学院生が無差別殺人の犠牲か 「まるで天使のような女性だった」
発見された刺殺体から、警察は無差別殺人と断定。大学院生を襲った脅威とは…。
大学院に通いながら、インテリアデザイナーを目指して家具店で働く。そんな女性の日常が、突如として奪われてしまった。悲劇の全貌を『Mirror』など海外メディアが伝えた。
■無惨な状態の遺体
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の大学院生であり、ロサンゼルスの家具店でデザイナーコンサルタントとして勤務していたブリアナ・カッファーさん(24)。その遺体が、殺害されてからおよそ20分後に同家具店の客によって発見された。
ロサンゼルス市警察の調べにより、何らかの暴行を加えられた後、体をナイフで複数回刺されて死亡したことが判明した。
■無差別殺人の可能性
同じくUCLAに通う友人や周囲の人たちは、カッファーさんについて「誰にでも優しく、親しみやすい、まるで天使のような存在」と称し、恨みを買うような人物ではなかったと話している。
その後、警察の調査により、現場付近の防犯カメラから犯人と思われる黒人の男が特定された。男の名前はショーン・ラヴァル・スミス(31)で、警察に対し発砲や暴行を加えたとして、過去10年の間に逮捕歴のある人物だ。
スミスは、事件当日は全身黒ずくめの格好に、黒いリュックサックを背負っており、事件現場付近にあるセブン-イレブンの防犯カメラにも、その姿が捉えられている。しかしブリアナさんとスミスに面識はないと思われ、無差別殺人の可能性が極めて高いと推測されている。
■依然逃亡中の犯人
スミスは現在ホームレスと思われ、行方を含め捜査は難航している。警察は情報提供を呼びかけ、報奨金として約570万円を支払うことを発表した。
またブリアナさんの父親であるトッド・カッファーさんは、警察に対して捜査の遅れを非難しており、「一刻も早く犯人を捕まえてほしい」と語っている。
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(文/Sirabee 編集部・多田一喜)