眼科医の誤診で15年も失明状態だった女性 50代で視力を取り戻し人生を再開
「この若さで白内障はない」という医師の思い込み、認識不足のせいで、女性は正しい治療を受けられなかった。
■鏡に映った自分の顔に…
そこで「網膜には問題がない。単なる白内障だ」と診断されたコニーさんは、簡単な手術を受けたことで、かつての抜群に良い視力を取り戻した。最初に知らされた緑内障というのは、誤診だったのだ。
「夫は相変わらずハンサムなのに、鏡を見て自分の老いた顔にショックを受けた」というコニーさん。だが同病院の事務の仕事に就くことができ、家族でのアウトドアのレジャーや夫婦での旅行も再開した。
長年付き添ってくれた盲導犬は、その役目を終えて一般的な「愛犬」に。これらは何にも代えがたい喜びだという。
■「家族には大変な苦労を…」
コニーさんは「誰かの助けがなれば料理も部屋の掃除もままならず、家族、特に娘には大変な苦労をかけていた」とも話す。
今では孫たちの成長ぶりを目で楽しめるようになったが、その娘の結婚、出産といった幸せなイベントを見てあげることができなかったことは、今なお強く悔やまれるそうだ。
水晶体が濁り始め、50代からいっきに発症者が増える白内障だが、まれに若年で発症することも。視野がかすむ、光の散乱や異常なまぶしさを感じる、天気や昼・夜で見えかたが違う、視力低下といった異変を感じたら、眼科医を受診するべきだという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)