亡き夫が第二次大戦中に母親へ宛てた手紙 76年の時を経て妻の元に届く
大戦中にドイツからアメリカに宛てて書かれた手紙が、76年後にペンシルバニア州の郵便施設で突如姿を現した。
タイムカプセルに入れたものなど、過去の手紙がふと届いたという話題は、これまでにもあった。しかしこのたびある女性のもとに届けられた手紙は、第二次大戦中に書かれたものだったことが発覚し、話題を集めている。『Mirror』など海外メディアが報じている。
■1945年に書かれた手紙
海外で暮らすアンジェリーナさんという女性のもとにある日、1通の手紙が届いた。受け取ったアンジェリーナさんは、自分の目を疑ってしまったという。
それもそのはず、手紙は陸軍軍曹だった女性の夫ジョン・ゴンザレスさんが、22歳だった1945年12月6日に、駐留地のドイツからアメリカ・マサチューセッツ州にいる自身の母親に向けて、書いたものだったのだ。
■「夫が帰ってきた気分」
手紙には、母親からの手紙を無事受け取ったということや、「僕もなんとかやれてるよ。食事は美味しくないけど…。早く会えると良いな」と、自身の近況が綴られていた。
手紙を書いた夫は2015年に、そして手紙を受け取るはずだった夫の母親もすでに他界している。しかし、ジョンさんがこの手紙を書いてから5年後に知り合い、結婚したアンジェリーナさんの元へ、76年もの月日を経て届けられたのだ。
アンジェリーナさんは「信じられないです。すごくうれしいですよ、夫が帰ってきた気分です」と、驚きと喜びを語った。