海から離れた場所にどうやって移動した? 高速道路脇をさまようアシカが捕獲
海に帰しても、再び陸地に戻ってきてしまう冒険好きなアシカ。どうやって移動しているのかは謎につつまれているという。
アメリカ・カリフォルニア州で、海から離れた高速道路脇に1頭のアシカが迷い込んでいるのが見つかり、アニマルレスキューによって救助された。『NBC Sandiego』などの地元メディアが報じている。
■海から5キロの位置に…
アシカは、カリフォルニア州サンディエゴにあるフェアマウントパーク周辺の高速道路付近をさまよっているところを、通りかかったドライバーによって目撃された。
サンディエゴは海沿いの街ということもあり、目撃された場所は海からそこまで遠くはないものの、地図上では5キロほど離れた場所に位置している。道中にはアスファルトで舗装された道路や芝生が続いており、人間はともかくアシカにとっては決して楽な道のりとは言えないだろう。
■テーマパークから救助隊を派遣
アシカは車にひかれることもなく、サンディエゴの海洋動物テーマパーク「シーワールド・サンディエゴ」のレスキューチームによって捕獲された。
捕物の様子は同テーマパークの公式Instagramに動画で公開されており、大きな網を持った職員が、3人がかりでアシカを捕獲しようと奮闘する姿が確認できる。
■じつは「冒険」の常習犯?
救助チームのメンバーによると、どうやらこのアシカが場違いな場所から発見されたのは、これが初めてではないそうだ。
昨年11月にハーバーアイランドドライブで初めて救出されたことを皮切りに、それ以来「ある種の奇妙な状況や場所」で、たびたび救助隊の手を煩わせている。しかし、アシカがどのようにして海から遠く離れた場所まで移動しているかについては、いまだに謎のままだという。
■「また戻ってきそう」という声も
この冒険心あふれるアシカは、体に負ったすり傷などの治療のため1週間ほどシーワールド・サンディエゴに滞在し、その後、海に戻されたという。
SNS上では「人騒がせなアシカだね」「人魚姫のように外の世界に憧れていたのだろうか」といった意見が書かれている。さらに「また近いうちに陸に上がるだろうね」と、事件の再発を予想するコメントも寄せられていた。
■アシカの捕獲映像
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)