「なるべく早くワクチン打ちに行く」 病床で接種を望んだ男性が新型コロナ死

SNSのデマを信じたばかりに…。ワクチンを拒否した3児の父が新型コロナウイルスに感染し、死亡した。

入院・病院・病室・ベッド・男性

基礎疾患もなく元気だった40代の男性が、新型コロナウイルスに感染。重症化からほどなくして息を引き取った。男性がワクチン未接種を後悔し接種を望んでいたことを、『Metro』などイギリスのメディアが伝えている。


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■SNSのデマを信じた男性

イギリスで暮らしていたスティーヴン・ドイルさん(45)は、基礎疾患もなく健康状態はすこぶる良好だった。3人の子の良き父で、仕事も熱心。さらに真面目な性格で、SNSで見つけた「新型コロナウイルスワクチン情報」に衝撃を受けた。

それらの“情報”はすべて根拠のないデマだったが、見抜けなかったスティーヴンさんはワクチン接種を断固拒否。未接種のまま新型コロナウイルスに感染し、体調を崩して入院した。

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■再入院後に重症化

一度は入院したが、昨年12月半ばに自宅に戻り、自主隔離生活を送っていたスティーヴンさん。しかしその後に再び体調が悪化したため入院し直し、ワクチン未接種を深く後悔するようになった。

元恋人のニコラさんにメッセージを送り、「なるべく早くコロナワクチンを接種したい」と伝えていたが、容体はますます悪化。クリスマスの日には、人工呼吸器が必要になった。

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■「感染はもう嫌」ともらす