東国原英夫、在日米軍との“不要な外出認めない”合意に苦言 「今頃?」
「不要な外出は認めない方向」で、米側と大筋合意したと発言した岸田首相。東国原英夫は「遅っ!」と苦言を呈した。
元宮崎県知事・元衆議院議員でタレントの東国原英夫が、9日に自身のツイッターを更新。在日米軍基地で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、「不要な外出は認めない方向」で米側と大筋合意したという岸田文雄首相に「今頃?」と苦言を呈した。
■在日米軍からオミクロン株が?
在日米軍と新型コロナウイルス感染をめぐっては、昨年末、沖縄と岩国の両基地でオミクロン株のクラスターが発生。以降、沖縄・山口両県、岩国基地に近い広島県での新規感染者数が急増している。
またこれに関し、米側が出国時にPCR検査を実施していなかったことや、入国後の行動制限が守られていなかったこと、ノーマスクで繁華街を出歩く基地関係者の姿が確認されるなど、その関連性は強く疑われるものに。
沖縄県の玉城デニー知事は2日、市中感染の疑いがある複数人から、米軍基地従業員と同じオミクロン株のゲノム系統が確認されたとの解析データも公表している。
■首相が大筋合意したと発言
山口の村岡嗣政知事と岩国市の福田良彦市長は4日、基地外でのマスク着用や米軍関係者へのPCR検査、ゲノム検査の実施といった対策強化を外務省・防衛省・岩国基地に要請。
こうした事態を受け、岸田文雄首相は9日放送の『日曜討論』(NHK)で、米側と協議し「早期に、不要な外出についてしっかりと制限する、不要な外出は認めない。こういったことについて大筋合意をするところまできた」「詳細を詰めている」などと発言した。