「立ち入り禁止区域」に警戒促す事故発生 ハワイ島キラウエア火山で男性が滑落死
男性はなぜ危険な場所に立ち入ったのかなど、現在も調査が続いている。
キラウエア火山は、アメリカ・ハワイ州のハワイ島において、世界最大の活火山であるマウナロアとともに、観光スポットとしても大変有名だ。そこで数日前、高齢の男性1人が滑落死した。『Hawaii News Now』『NEW YORK POST』などが報じている。
■犠牲者は島民の高齢男性
ハワイ島のキラウエア火山は、2018年9月に大規模な噴火がみられ、昨年9月29日にも溶岩が噴出する噴火があった。
この活火山で2日夜、75歳の男性が事故死した。警察はプライバシーを重んじ、名前などは明らかにしていないが、ハワイ州東部のヒロ市から訪れていたという。
■遺体は展望台の西側に
男性については3日朝、家族から「戻ってこない」として、ハワイ火山国立公園の事務局に捜索願が出されていた。
ヘリコプターも出動し、パークレンジャーや消防署のレスキュー隊員たちが捜索活動を開始。その100時間ほど後、火山の頂上付近にありカルデラを望むウエカフナ展望台の西側にて、男性の遺体を発見したという。
■約30メートル滑落か
現場の状況からみて、男性は安全柵を越えて立ち入り禁止区域に入り、そこで足を踏み外すなどして、30メートルほど滑落したことが考えられている。
夜間にもかかわらず男性は単独で行動していたのか、なぜそのような危険な場所に立ち入ったのかなど、現在も原因に関する調査が行われている模様だ。
■「責任ある行動を」
大自然がそのまま残されているハワイ島は、満天の星空を眺めることができ、海に流れ込む溶岩が暗闇をオレンジ色に照らす様子は圧巻。夜間の観光は特に人気だという。
この事故に関し、ハワイ火山国立公園は「皆さんには責任ある行動をお願いしたい。安全柵を越え、立ち入り禁止区域に入ることは重傷や死亡につながる危険性があるため、絶対にやめてください」と訴えかけている。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)