青山学院大、『箱根駅伝』大会新記録で2年ぶり総合優勝 3区以降は首位譲らず独走
青山学院大学が2年ぶり6回目の箱根駅伝総合優勝を飾った。
2日にスタートした第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、原晋監督率いる青山学院大学が、2日の往路優勝に続いて3日も首位でゴールテープを切った。
■3区以降は首位譲らず
昨年は、創価大学が初の往路優勝、駒澤大学が7回目の総合優勝を飾り、青山学院大学は復路優勝は果たしたものの総合4位に沈んでいた。今年は、往路の3区で1年生の太田蒼生がトップに躍り出てからは一度も首位を譲らず、往路は2位に2分37秒差をつけて独走の首位に。
復路でも、7区で岸本大紀(3年)がチーム初の1:02:39の区間記録で勢いをつけて後続を大きく引き離し、飛び抜けたエースが引っ張るのではなくチーム全員の力を高めた原采配が、見事成功した形となる。
■大会新記録も
10区を走ったアンカーの中倉啓敦(3年)は区間新記録の快走。復路は5:21:36の新記録、総合でも10:43:42の大会新記録となった。
往路では帝京大学が過去最高順位の2位でゴールしたが、復路では過去に優勝11回の順天堂大学、最多の14回優勝を誇る古豪・中央大学、昨年優勝の駒澤大学も上位争いを続けた。往路5位の順天堂は総合2位に、駒大は3位に入っている。
■品川駅前を快走する中倉選手
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)