店前に女性の遺体を放置? 撤去を命じられた店主が断固拒否する理由は…
寝袋に“遺体”が…。ショックを受けた人たちが次々と通報し、警察も動いた。
寝袋を店の前に放置し、通りすがりの人々にショックを与えた男性。警察からは「片付けなさい」と命令されたが拒否していること、またそれにはある理由があることを、『The Daily Star』などイギリスのメディアが報じた。
■人々が足を止めた正体は…
イギリスのある店の前を通る人々が、足を止めるようになった。人々が見たのは、寒空の下で寝袋に入って眠る“ホームレス”。気の毒に思い熱いコーヒーや食べ物を差し出す人もいるが、まるで反応がないため戸惑うという。
反応がないのはその“ホームレス”が人間ではなく、店主が用意して寝袋に詰めた女性のマネキンだからだった。
■ショック受けた人が通報も
マネキンを置いたのは、店主であるクリス・リーさん。ホームレス支援団体の創設者グループの1人で、地元で暮らす人たちにもホームレス問題について考えてもらうべく、このアイデアを思いついたという。
自治体の理解・支援も得られたことから、リーさんは「マネキンを撤去するつもりはない」とメディアに宣言した。
しかし「人が死んでいる」と勘違いして動揺する通行人もおり、「遺体が転がっている」「どうにかして」という通報も少なくない。相談を受けた警察も、介入せざるを得ない事態になっているという。